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岸田首相、1兆円増税しても外国にはバラマキ続行中「越冬協力」「生態系保護」に「日本国民にも支援してくれ」の声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.12.18 17:32 最終更新日:2022.12.18 17:36
12月18日、『毎日新聞』が全国世論調査の結果を発表。岸田内閣の支持率は25%で、前回11月から6ポイント減少し、政権発足以降最低となった。
支持率急落の「決め手」となったのが、増税だ。『毎日新聞』の調査では、防衛費を増やす財源としての増税に、「反対」が69%で、「賛成」の23%を大きく上回った。
岸田文雄首相は16日に会見をおこない、防衛力強化のため毎年1兆円強を増税によって確保すると説明。「わが国の安保政策の大きな転換点にあたって、われわれが未来の世代に責任を果たすために、国民のみなさまのご協力をあらためてお願い申し上げます」と語り、理解を求めた。
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だが、こうして国民に負担を強いる一方、政府による海外への支援は惜しみなくおこなわれている。
岸田首相は、11月にカンボジア・プノンペンで開かれたASEAN(東南アジア諸国連合)の首脳会議に出席。コロナ禍後のASEAN各国の経済回復のため、総額2950億円の財政支援を表明している。
12月3日、岸田首相はモルドバのサンドゥ大統領と20分ほど会談。隣国のウクライナから多数の避難民を受け入れているとして、2700万ドル(約37億円)の支援をおこなうと発表。
12月13日には、岸田首相がG7のオンラインによる首脳会議に出席。ロシアからの侵攻が続くウクライナに対し、越冬の協力として250万ドル(約3億4000万円)の支援を表明。発電機やソーラー・ランタンを提供するとし、「ウクライナや周辺国に対し5億ドルの支援を決定した」と説明した。
12月15日には、西村明宏環境相が、カナダで開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で、途上国の生物多様性保全を支援するため1170億円を拠出すると表明。
日本はこれ以外にも、「地球環境ファシリティ」(環境問題解決の国際プロジェクト)に2022年から2026年にかけて6億3800万ドル(約870億円)、「生物多様性日本基金」に1700万ドル(約23億円)などの支援をおこなっている。
日本が2021年におこなったODA(途上国のための政府開発援助)は162億ドル(約2兆2000億円)で、過去最高額となった。
SNSには、
《自国民には出し渋り、これでもかと負担を増やそうとしているのに、海外には随分気前がいいよね》
《海外には大盤振る舞い 自国民には増税の鞭》
《「防衛費が逼迫」している筈なのに、何で湯水の如く海外にばら撒けるんですかね》
など、苛立ちの声が多数ある。
《岸田さん、海外に支援じゃなく自国民にお願いします!》
この声が届かなければ、内閣支持率はさらに下がりそうだ。
( SmartFLASH )