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岸田首相「日銀の “利上げ” 聞いてないよ〜」報道に冷ややかな声…日銀も政府もよってたかって国民を貧乏に

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.12.22 15:52 最終更新日:2022.12.22 16:59

岸田首相「日銀の “利上げ” 聞いてないよ〜」報道に冷ややかな声…日銀も政府もよってたかって国民を貧乏に

写真:ロイター/アフロ

 

 12月21日、「家計の金融行動に関する世論調査(2022年の)」が公表され、国民の資産が大きく減少している実態が明らかになった。

 

 昨年6月から7月にかけて、20〜79歳を対象にネット調査したところ、2人以上の世帯が保有する預貯金や株式などの金融資産の平均額は1291万円。前年の1563万円から2割弱も減少している。

 

 

 減少した理由は、「定例的な収入が減ったので金融資産を取り崩した」が41.1%で最多。一方、老後の生活について「非常に心配である」と答えた割合は39.5%にのぼった。コロナ禍をへて、庶民の生活がどんどん追い込まれていることがわかる。

 

 そうしたなか、さらに国民を追い込んでいるのが、岸田首相による大増税だ。

 

「12月16日、政府は『安保関連3文書』を閣議決定し、向こう5年で総額43兆円規模の防衛予算が確定しました。財源は法人税、所得税、たばこ税の増税でまかないます。

 

 実はこの日の夜、岸田首相は自民党関連の会合に参加し、すき焼きと福島産の日本酒に舌鼓を打ちながら、『みなさんのおかげで年を越せそうだ。これからもしっかり頑張ります』と笑顔で挨拶したことが読売新聞で報じられています。この言葉には、きっちり増税を決めることができた安堵の気持ちも含まれていたのでしょう」(週刊誌記者)

 

 そんな岸田首相の晴れやかな気分を、一瞬で冷やす事態が起きた。12月20日、日銀が大規模金融緩和策を修正したのだ。日銀は、長期金利の上限を「0.25%程度」から「0.5%程度」に引き上げた。想定外の修正に市場は動揺。円は直後から急騰し、日経平均株価も下げ幅が一時800円を超えた。

 

 日銀の黒田東彦総裁は、記者会見で「利上げではない」と強調した。だが、黒田総裁は9月26日の会見で、長期金利の上限引き上げは利上げに当たるのかと問われ「それはなると思う。明らかに金融緩和の効果を阻害するので考えていない」と明言していたのだ。

 

「日銀が突然 “利上げ” を公表した当日、『WBS(ワールドビジネスサテライト)』(テレビ東京系)は、驚きのニュースを流しました。 “利上げ” が、首相官邸に報告されていなかったというのです。報道では、岸田総理周辺が「まったく知らされていないし驚いた。株価も下がって迷惑だ」と発言したと伝えられました。

 

 日銀には『独立性』『自主性』が認められていますが、生活に大きな影響が出るこれだけの判断を、日銀だけで勝手にやったわけですから、ネット上には強い批判が集まっています」(同)

 

 SNSでは、岸田首相が蚊帳の外だった可能性に、冷ややかな声が集まっている。

 

《日銀の政策変更を総理周辺が認識してないとかもう終わりだよこの国》

 

《本当だとすれば、キッシーは日銀と全然連携してなかったという事であり…… もしかして財務省に丸投げしてた?》

 

 日銀の「利上げ」は、岸田首相が決断した「増税」とともに、国民生活へのダブルパンチとなりそうだ。

 

「今回の発表で、短期的に円高に触れましたが、日銀がこれからも継続的に利上げできる状態でなければ、一時的なものになる可能性が高いです。それに、ロシアのウクライナ侵攻が続くかぎり、資源供給は減る可能性があり、多少の円高では物価への影響も少ないでしょう。当面は物価高が続くことが予想されます。

 

 さらに、今回の『利上げ』は住宅ローン金利に大きく影響する可能性が高い。実際の金利の上昇がわずかでも、長期金利が上がるというアナウンスメント効果で住宅市場が冷え込む可能性もあります。住宅市場は日本のGDPの5%ぐらいを占めますから、景気に影響するかもしれません」(ファイナンシャルプランナーの坂井武氏)

 

 どうやらこの国では、日銀も政府も、よってたかって国民を貧乏にしようと頑張っているようだ――。

 

 SNSでは、岸田首相の「おかげで年を越せそうだ」という発言にも怒りの声が寄せられている。

 

《増税地獄で年を越せるか不安です》

 

《増税ネタを先行させ、賃金UPにブレーキをかけ、株価下落させた張本人の弁がこれ》

 

《岸田さんが年を越せるじゃなくて国民が越せるように仕事して!》

 

 庶民の怒りをよそに、岸田首相と黒田日銀総裁はとてもよい年を迎えられそうだ。

( SmartFLASH )

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