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逮捕直前告白「籠池諄子」安倍昭恵夫人の本は押収されなかった

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2017.06.30 06:00 最終更新日:2018.02.20 15:37

逮捕直前告白「籠池諄子」安倍昭恵夫人の本は押収されなかった

 

「毎日新聞や産経新聞に『強制捜査が近い』と書かれてたんで覚悟してたんですけど、特捜部の家宅捜索ってすごいですね。娘の卒業アルバムとか絶対にいらんと思うもんまで、何もかも持っていくんです。

 

 ただ、『安倍昭恵の日本のおいしいものを届けたい! 私がUZUを始めた理由』っていう本を手渡して、『これも証拠として持って帰って』って頼んだら、それは断わられました(笑)」

 

 6月19日の森友学園の強制捜査直後、こう明かしたのは、籠池泰典夫人の諄子前森友学園保育園園長(60)。大阪地検特捜部は、泰典前理事長(64)の自宅や事務所、系列保育園など計5カ所を家宅捜索。容疑は国と大阪府からの補助金不正受給疑惑である。学園関係者が驚いたのは令状の被疑者名。そこには「籠池康博(泰典氏の本名)外1名」とあった。

 

 泰典氏は顧問弁護士から、「この1名は諄子夫人のことを指す」と説明されたという。そんな彼女が、激動の4カ月を述懐する。

 

「『辛かったでしょ』って聞かれるけど、全然辛くない。こういうことなかったら、何も気がつかないままの人生やったでしょ。裏切る人もいれば、思わぬところで助けてくれる人もいる。今回の騒動で目が覚めて嬉しい」

 

 3カ月ほどはホテルを転々としていたが、現在は自宅に戻っている。玄関口にはマスコミが常駐し、出入りのたびにフラッシュが焚かれ、マイクを突きつけられる。そんななか、諄子さんは毎朝保育園へ出勤している。

 

「さすがに4カ月もたつと慣れました。いろいろしゃべりたいこともあるんですが、私がしゃべったら『いらんことばっかり言う』って、息子から怒られるから我慢してるねん」

 

 諄子さんといえば、「祈ります」など昭恵夫人とのメールのやり取りが取り沙汰され、今回の強制捜査でも「安倍首相、もう苛めないで!」と叫ぶ姿が報道された。

 

「昭恵夫人は心のきれいな方やから、べつに恨んでなんかないです。首相夫人やから、本当のことを言えない立場なんやなって同情するくらいです。安倍首相のことも悪く言うつもりはありません。でも嘘はアカン。前川(喜平・前文科事務次官)さんのこととか、人格を攻撃するようなことはダメです。お坊ちゃん育ちやから、甘くみてたんとちゃいますか」

 

 最後に自身の逮捕説について心境を明かす。

 

「こうなることは運命やったとしか思えない。神様が導いてくれてると思うと楽になる。ずっと波瀾万丈だったけど、ここに来るために私の人生はあったと思う」

 

(週刊FLASH 2017年7月11日号)

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