1月21日に放送された『news every.サタデー』(日本テレビ系)では、立憲民主党の泉健太代表に密着。約4分にわたる映像で、泉代表の「存在感のなさ」に焦点が当たることとなった。
1月9日、京都・長岡京市で、泉代表は新成人に「おめでとう!」とあいさつするも、新成人からは「ぜんぜん知らないです」の反応。
自宅では、長男と次女が顔出しで出演。長男からは「(立民は)党の顔がいないのが現状かなと思います」「やっぱり存在感がないかなあって」、次女からは、オヤジギャグが「しょうもないことしか言わへんもんな」とダメ出し。
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さらに党内の議員からも「よさが国民どころか、党内にも伝わっていない」「本音のとこ、ドーンともっと出して」と要求される始末。泉代表は終始、苦笑することとなった。
この密着取材が報道されると、SNSでは、泉代表を憐れむ声が上がった。
《お子さんのほうが頼りになるやん。泉さん気張っていかなあかんで》
《全員からダメ出しをくらっていて草。存在感が無さ過ぎて可哀相》
《ほんとに人として好きだから頑張れ》
泉代表のもと、立民は2022年7月の参院選で改選23議席から6議席減らす敗北となった。現在、岸田文雄内閣の支持率低下で与党への攻勢を強めるはずが、泉代表も試行錯誤を繰り返している。
参院選後は「(岸田首相の答弁は)からっきしだ」「山際大臣の『辞め際』は非常に悪い」など、「ダジャレ戦略」をとったが、党内から批判を浴びて封印。
日本維新の会との共闘路線で、一定の成果を上げたはずが、1月13~16日、時事通信が実施した世論調査で、立民の政党支持率は、前月比3.0ポイント減の2.5%に下落した。岸田内閣の支持率が、前月比2.7ポイント減の26.5%と過去最低を更新するなか、政党支持率が下がっていることに、立民の内外で衝撃が走った。
ジャーナリストの田原総一朗氏は1月20日、自身のTwitterにこう書きこんだ。
《普通ならここまで支持率が落ちれば当然政権交代だ。ところが問題は政権交代すべき党がない事だ》
1月20日、立民は、4月の統一地方選や衆院補欠選挙に向けた新ポスターを発表。笑顔で腕まくりをする泉代表の横に、「もっと良い未来へ!」のキャッチコピーが添えられた。それまでの「生活安全保障」のキャッチコピーと、泉代表が真剣な表情をしたポスターから、ガラッと印象を変えたが……。
1月23日には通常国会が召集された。泉代表が「存在感」をアピールできるのか、正念場となりそうだ。
( SmartFLASH )