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河野太郎氏、マイナカードあればセルフで酒たばこ買えると猛烈アピール…SNSでは「普及の圧がすごい!」との声
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.02.01 15:55 最終更新日:2023.06.12 16:34
1月31日、河野太郎デジタル担当相は都内のコンビニを訪問。年齢確認が必要な酒とたばこを「マイナンバーカード」等を利用してセルフレジで購入できる取り組みを視察した。
マイナカードまたは運転免許証をレジ横の機器に通すことで、店員による年齢確認不要で酒やたばこを購入できる方式に加え、マイナカードの顔写真データと本人の顔を照合する新型レジも体験。河野氏自身は飲酒しないが、ビールやチューハイを購入した。まず都内のコンビニ3店舗が対応し、順次全国へ広げる方針という。
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セルフレジを体験後、河野氏は、「(待ち時間は)まったくなかった。ストレスなく買い物できて、バーコードで支払いするほうが時間がかかったくらいだ」とし、フェスや球場、大相撲観戦でのアルコール販売でもマイナカードによる年齢確認が広がる可能性に言及した。
「河野大臣がマイナカードの利便性をアピールする一方で、政府は、地方自治体に配分する地方交付税に関して、マイナカードの交付率によって差をつける方針です。そのため、全国の自治体がカード普及に躍起になっています。
2022年12月には、岡山県備前市が、2023年度の小中学校の給食費や、0~5歳児の保育料の無償化について、『園児・児童・生徒及びその世帯員の全員がマイナンバーカードを取得している場合』という通知を保護者に出し、反発が広がっています。
家族にマイナカードを取得していない人がいれば、無償化の対象から外れる可能性があるからです」(政治担当記者)
署名サイト「Change.org」では、「マイナカードの有無にかかわらず保育料・給食費・学用品を無料とすることを求めます」として署名活動が始まり、2月1日時点で4万人超が賛同している。
政府が「アメとムチ」を使い分けながらマイナカード普及を進めることに、SNSでは不安を感じる声が多くあがっている。
《マイナンバーの扱いすごく困る。カード作れの圧もすごい…》
《アナログなおじさんからするとマイナンバーに個人情報詰め込まされ過ぎて怖い》
《政府のマイナンバーカード普及圧が凄まじい。あれもこれもと紐づけ。正直、どれだけ個人情報紐づけしたところで現政府にそれを総合的に有効活用できる知力は無いと思う》
政府は2023年3月末までに、「ほぼ全国民のマイナカード取得」を目標に掲げている。ますます強まる、マイナカードの「普及の圧」。取得はあくまで「任意」のはずなのだが……。
( SmartFLASH )