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フィフィ「まだやってましたか」ひろゆき「誰のため?」やぐら強制撤去で「成田闘争」がトレンド入り

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.02.16 17:20 最終更新日:2023.02.16 19:41

フィフィ「まだやってましたか」ひろゆき「誰のため?」やぐら強制撤去で「成田闘争」がトレンド入り

やぐら撤去のため集まった千葉県警の機動隊員たち(写真・共同通信)

 

 2月15日夜、千葉地裁は、成田空港の誘導路脇の農地に空港反対派が設置した、やぐらや看板の強制撤去に踏み切った。成田空港側が撤去や土地の明け渡しを求めて起こした訴訟の判決で、強制執行が認められていた。

 

 だが、千葉県警の機動隊員らが到着すると、反対派やその支援者数十人が「帰れ」「農地を守り抜くぞ」とシュプレヒコールを上げ、もみ合いに。16日午前2時ごろ、やぐらや看板の解体が始まると、反対派が機動隊員の盾を殴るなど激しく抵抗した。

 

 

 強制執行の対象は、空港北側に位置するB滑走路近くの約4600平方mの土地。2003年に成田国際空港会社が所有権取得を完了したが、反対派の男性が野菜などの栽培を続け、廃港を主張する「三里塚・芝山連合空港反対同盟北原派」が、やぐらや看板などを設置していた。このため、B滑走路の誘導路が「へ」の字に曲がる原因となっていた。

 

 成田空港をめぐる闘争は1966年、空港建設が閣議決定されたことで始まった。反対する住民や農民に過激派が合流し、1978年の開港直前には管制塔占拠事件も発生。開港が2カ月遅れることとなった。過去には反対派や警察官が死亡している。

 

 2月15日、千葉県警の機動隊員らと反対派がもみ合う映像が報道されると、エジプト出身のタレント、フィフィは、自身のTwitterにこう書きこんだ。

 

《まだやってましたか…ちなみに私が日本に初上陸した時は成田闘争の真っ只中で、まだ成田空港はなかったので羽田に上陸しました。昭和です》

 

 実業家のひろゆき氏も翌16日、自身のTwitterでこう疑問を呈した。

 

《現在の成田空港反対派の人達って「過去のメンツ」以外に何を目的にしてるのかよくわからない。。。違法にやぐらを維持したがるのは、誰のためなのだろう?》

 

 Twitterでは《成田闘争》がトレンド入り。SNSではほかにも、あきれる声が多く上がった。

 

《まだやってるんだな。成田空港建設反対の為の活動なのにヘルメットに「天皇制反対」とか書かれてて純粋な活動とは思えない》

 

《成田闘争のせいで成田空港のハブ空港化ができなくなったので迷惑しているんだよなぁ。学生運動は後の世代に負の遺産を押し付けまくり》

 

《成田闘争は始まりこそは正当で政府も反対を押し切った面が強く、地元住民が農地だからという雑な理由で追い出されそうになったのはよろしく無い事案だった。が、途中から住民不在の反政府勢力による暴力運動へと成り下がったのだ》

 

「強制収用実力阻止」と書かれた看板とやぐらは長年、反対運動の象徴のひとつとなっていたが、16日午前には、強制撤去が完了。公務執行妨害で3人が逮捕されたという。

( SmartFLASH )

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