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「“私は仕事ができない”と書け」で教頭を病院送り「壮絶!逆パワハラ」が多発中…自衛隊では故意にデータ消去、警察ではカップ麺踏みつぶし

社会・政治 投稿日:2023.02.18 17:17FLASH編集部

「“私は仕事ができない”と書け」で教頭を病院送り「壮絶!逆パワハラ」が多発中…自衛隊では故意にデータ消去、警察ではカップ麺踏みつぶし

写真はイメージです(写真・AC)

 

 自衛隊員が複数の上官に「逆パワハラ」を働いていたことが、2月16日、『デイリー新潮』によって報じられた。

 

「厚木基地所属の50代の2等海曹が、上司5人に暴言を吐くなどのパワハラを働いたとして、懲戒免職されたことが2022年12月に公表されました。

 

 今回の記事は、その具体的な内容を明かしたものですが、パワハラをおこなったのは女性で、2020年6月から2022年8月にかけて、職場のデータを故意に消去するなど、業務を妨害。日常的に『ばかじゃないの』などと暴言を吐き、上司4人が『メンタル破壊』されたと報道されました。実はいま、このような『逆パワハラ』が急増しているのです」(週刊誌記者)

 

 

 2021年3月、東京海上日動リスクコンサルティングが発表した、2020年度の「職場のハラスメントに関する実態調査」を見てみると、職場でのパワハラについて、「上司(役員以外)から部下へ」の割合は76.5%と圧倒的ではあるものの、「部下から上司へ」も7.6%あることがわかっている。

 

 では、実際に実例を見てみよう。

 

 2月17日、各メディアで一斉に報じられたのが、長崎県西海市の中学校で、59歳の事務職員が停職6カ月となったケース。

 

 報道によれば、この職員は校長に対し「聞いとらん」と叱責したほか、教頭に対して「黒板に『私は仕事できません』と書いとけ」「『私は仕事できません』と札に書いて首から下げろ」と言ったほか、「バカ」「アホ」「パー」などと日常的にけなしていたという。

 

 パワハラは2021年7月から1年間、同僚6人に対しておこなわれ、校長と教頭は精神疾患を患い、現在も休職を余儀なくされているそうだ――。

 

 こうした事態が起きているのは自衛隊、学校だけではない。警察組織でもこのところ、逆パワハラが報じられている。

 

 2022年10月、『文春オンライン』は、兵庫県警での陰湿な逆パワハラを報じている。記事によれば、巡査部長2人が上司の警部補に対し、渡されたメモを目の前で破る、わざと必要事項を報告しない、座席を隔離するように配置、カップ麺を踏み潰すなどの行為があったという。

 

 同年8月には、北海道警で、自分より若い上司に対し「実力が階級と見合わない」「やってられねえよ」などの暴言を繰り返したとして、40代の男性巡査が懲戒処分となっている。

 

 人を救い、教え、助ける存在であるはずの組織で多発する「逆パワハラ」。再発防止を徹底してもらいたいところだ。

( SmartFLASH )

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