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「公金チューチュー」ここにも「1万円以下の仕事に3万9270円」大阪・豊中市のコロナ配食「3億5000万円払いすぎ!」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.03.06 19:19 最終更新日:2023.03.06 19:22

「公金チューチュー」ここにも「1万円以下の仕事に3万9270円」大阪・豊中市のコロナ配食「3億5000万円払いすぎ!」

大阪府の豊中市役所(写真・共同通信)

 

 新型コロナ療養配食サービスの価格が不当だとして、大阪・豊中市の男性が市を訴えている。

 

 男性は、2022年夏に新型コロナウイルスに感染。豊中市から、段ボール箱に入った1週間分の食品が届けられた。内容は、パックご飯やレトルトの丼の具などで、スーパーで買えば、1食あたり250円程度のものだったという。

 

 

 男性が情報公開を求めたところ、配食業者がかなりの高額でサービスを請け負っていることが判明。1日3食×7日の21食分で、配送費を含め最大で3万9270円が業者に支払われていた。男性が実質250円と見込んだ食品代は、1食あたり最大1870円もかかっていた。男性はフードデリバリーの仕事の経験があり、3万9270円の仕事が、実質約5000円の食品代に、配送費を加えても1万円以下で可能だと判断。そして、市が入札ではなく、3社と随意契約を結んでいたことから、12月に市に対し、住民監査請求を提出した。

 

 2月に監査結果が出たものの、男性はその内容に納得できず、3月1日付で、豊中市と市長を相手取って裁判を起こしている。

 

 男性は、豊中市が3社と契約した約5億円のうち、3億5000万円分は「払いすぎ」だと主張している。

 

 また、住民監査請求で出された資料には、配送車の燃料費について、「1日20km 6400円/日(160円/L)9万6000円/月」という記述がある。これが20km走って6400円=40リットルということならば、燃費がリッター0.5kmという、信じられない数字も含まれている。

 

 SNSでは

 

《豊中市の療養食問題。コロナ禍の火事場泥棒にしか思えないけど、この自治体には市議会議員とか存在しないのかな》

 

《コロナ療養食の中抜き。いやこれ、豊中市以外でもされてるんじゃ。。》

 

《コロナ禍での公金チューチューは全国に根深く拡がっていそう。他の自治体もコロナになった時の1週間分の療養食が1食当たりいくらになっているのか調べた方がいい》

 

 など、批判する声が多数あるが、なかには

 

《コロナ禍という物流、人の交流を遮断された状況で、市役所は感染者対策でてんてこ舞い。あの時の状況で食品の仕入れ、配送する業務をやってくれるところがいくつあるのか考えたら、ちょっと豊中市の件は私は叩けないなぁ。もし人を派遣会社通して集めてたらそれこそ天井まで人件費積まれるし》

 

という意見も。

 

 東京五輪においても、談合事件で大手広告代理店などによる「公金チューチュー」スキームが厳しい批判を浴びているいま、市民が納得のいく説明が必要だろう。

( SmartFLASH )

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