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プリティ長嶋氏、千葉県議になって月88万円ゲット「市議から県議になって生活一変」【給与明細・実物公開】

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.03.08 06:00 最終更新日:2023.03.08 06:00

プリティ長嶋氏、千葉県議になって月88万円ゲット「市議から県議になって生活一変」【給与明細・実物公開】

『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)などで活躍したプリティ氏はすっかり議員の顔

 

 4月の統一地方選を前に、全国で議員の「なり手不足」が叫ばれている。激務と報酬の低さが原因だという。地方議員に実際の給与明細を見せてもらうと――。

 

 市議から県議になると報酬は大きくなる。それを体感したのが、千葉県議のプリティ長嶋氏(68)だ。

 

 県の水道局職員時代に長嶋茂雄氏のものまねで注目され、2007年、市川市議に。2011年には千葉県議に転じた。

 

 

「金銭的にいちばん辛かったのが、市川市議時代です。タレント活動が禁じられていて、議員報酬は1000万円くらいでしたが、手取りは600万円ほど。長男は大学生、次男が医療系の専門学校生、私は大学院で学んでいましたから」

 

 4年後、生活は一変した。子供たちが学校を卒業したこともあるが、県議となり報酬が月額約88万円に増えたのだ。

 

「期末手当を加えると、年収は1450万円ぐらい。ほかに、政務活動費が年間で450万円くらいあります。

 

 活動費を使い、香港で市川の梨の輸出やPRをし、市議時代からのテーマであるAEDの普及活動にも、実績を上げてきた自負があります」

 

 2022年には、千葉県議会で居眠り、遅刻、早退が横行していることが問題になった。

 

「一般社会なら減給・左遷ものですよ。私は現在、タレント活動を再開しています。県議になった当時は森田健作知事でしたし、担当者も『まったく問題ない』と(笑)。もちろん、私は議員になって16年間、一度も居眠りなどしたことはありません」

 

 地方議員の「なり手不足」はなぜ起きるのか。中央大学の佐々木信夫名誉教授(地方自治)が解説する。

 

「地方議員の報酬は、町村で月平均約20万円、市で40万円、政令指定都市や東京の特別区、県議会で80万円です。

 

 議員のなり手不足や、無投票当選が問題になっている自治体の多くは、人口5万人以下です。サラリーマンが職をなげうって、月収20~40万円で任期が4年の地方議員になろうとは思いづらいものです。

 

 4年後に、再び会社に戻れるような制度を作ったり、土日や夜間に議会をシフトし、本業をしながら議員活動ができる仕組みが不可欠です」

 

 仕事はカネじゃない、やりがいだ、とはいうけれど――。

( 週刊FLASH 2023年3月21日号 )

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