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高市大臣の捏造主張に総務省は「レクがあった可能性が高い」とあいまい答弁、SNSで猛烈批判
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.03.13 16:55 最終更新日:2023.03.13 17:01
“捏造” しているのは、高市早苗大臣なのか、総務省なのか……。
2015年、安倍政権が放送法の解釈をめぐって『サンデーモーニング』(TBS系)など、具体的な番組名をあげて批判したとされる問題。立憲民主党の小西洋之参議院議員が国会で公表した総務省の行政文書の真偽をめぐり、バトルが続いている。
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文書には、首相補佐官だった礒崎陽輔氏の意向を受け、2015年2月13日に当時総務相を務めていた高市大臣に、官僚らが放送法の解釈の変更について説明する様子が克明に描かれている。
解釈の変更について説明をうけた高市大臣は、
「そもそもテレビ朝日に公平な番組なんてある?」
「官邸には『総務大臣は準備をしておきます』と伝えてください」
「総理も思いがあるでしょうから、ゴーサインが出るのではないかと思う」
などと語ったとされる。
しかし、高市大臣はこの文書そのものが「捏造」であると断言したうえ、「この時期に放送法の解釈や政治的公平について、私がお話をしたという事実が一切ないことを自信を持って申し上げる」と主張している。
一方、3月13日、総務省の小笠原情報流通行政局長は、国会で、「2月13日に放送関係の大臣レクがあった可能性が高い」としつつ、
「約8年前のことであり、作成者及び同席者のいずれも、個々の内容まで覚えていないとしていることから、総務省として、この文書に記載されてる内容が正確か否かを、現時点でお答えすることは困難」
と、答弁した。この行政文書が本物であれば「辞任する」と啖呵を切った高市大臣。ネット上では、
《高市さんの大臣としての、資質はないことがわかった》
と批判する声がある一方、
《大臣レクがあったことが問題じゃない その内容が捏造ということ》
と擁護する声も多い。一方で、曖昧な答弁を繰り返す総務省に対し、
《逆に8年前の大臣レクが確実にあったかどうかわからない総務省ってやばくないだろうか》
《なんでこんな玉虫色の答弁なの》
《役人は責任取らないような、言質取られないような表現上手いよな》
と、その姿勢を疑問視する声もあがっている。
「高市大臣は、レクの存在自体を否定しているわけですから、形勢不利といえそうです。総務省の官僚としては、当然、現職の大臣と全面対立することは避けたいわけで、このような曖昧な表現になっているのでしょう。なぜ高市大臣は、最初から全面否定したのか……。引くに引けない状況なのかもしれません」(国会担当記者)
このまま有耶無耶にするのだけは勘弁願いたい。
( SmartFLASH )