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迷惑動画炎上の“発信源”Twitterインフルエンサー・滝沢ガレソが本誌に明かしていた「素顔は慶應卒営業マン」

社会・政治 投稿日:2023.03.15 18:30FLASH編集部

迷惑動画炎上の“発信源”Twitterインフルエンサー・滝沢ガレソが本誌に明かしていた「素顔は慶應卒営業マン」

滝沢が手にするスマートホンのプロフィール画面にはアカウント所有者にしか表示されない「プロフィール編集」ボタンが

 

 スシロー“ペロペロ高校生”や、東日本大震災の被災者に「ザーメン」と発言する高校生など、2023年に入り数々の炎上を繰り返してきた、若者による迷惑動画。

 

 ネット上でこうした迷惑動画が拡散される際に、強烈な“発信源”となっているのが、滝沢ガレソ氏だ。

 

「ガレソ氏はTwitterインフルエンサーで、177万人のフォロワーがいます。日々、ネット上で散見される “炎上騒ぎ” を1ツイートにまとめて紹介。ときには寄せられたタレコミも投下しています。日常的にTwitterを見ている人なら、一度は目にしたことがあるはずです。滝沢氏のツイートを発端に、各メディアが取材をおこなって記事になる、というケースも多いです」(ネットライター)

 

 

 だが、一連の迷惑動画の拡散について、ネット上の一部からは「私刑を助長している」という声も上がっている。

 

「圧倒的な影響力があるため、滝沢氏が取りあげた人物やSNSアカウントに対して、猛烈な批判が寄せられるんです。とくに未成年が多い“飲食テロ”といった動画を取り上げた際は、学校や個人名を特定して公表しようとする人たちまで出てきます。また『アカウントを凍結すべきだ』という、強硬な意見が出ることもあります。こうした批判をの声を受け、ガレソ氏はフォロワーから意見を募り、今後は『未成年者に関するニュースはとくに慎重に取り扱います』と宣言しています」(前出・ネットライター)

 

 そんな“台風の目”ともいうべきガレソ氏。じつは本誌は、2022年5月、初めて公のインタビュー取材に成功している。約束の日に現われたのは、さわやかな雰囲気の30代男性だった。この日は有給休暇を使って、本誌の取材に応じてくれたという。

 

「私生活は安定志向で、慶應大学を卒業後は、日本の大企業に就職しました。現在も営業マンとして働いています。一度、大手週刊誌から『契約記者になりませんか?』と誘われたのですが、『正社員なら考えます』と断わってしまいました(笑)。

 

『ガレソ』を始めたのは、転勤で、友達がいない地方に行ったのがきっかけなんです。寂しさを紛らすために対戦型オンラインゲームにハマり、ゲーム実況を始めたのがいまに繋がっています。

 

 アカウント名もゲーム内の『ガレン』というキャラから取って、『滝沢ガレン』ともじりました。でも、それだと “本家” と混じってエゴサーチがしにくかったので、『ガレソ』に変えたんです」

 

 当初は、平凡なゲーム実況者だったガレソ氏。いかにして、いまの活動に至ったのだろうか。

 

「仕事の都合で、半年ほど実況者としての活動を休止しなければならなくなりました。休止中、視聴者から存在を忘れられないように、ゲーム内の揉めごとや、ゲーム外のSNSにまで飛び火したケンカの様子をまとめて、ツイートするようになったんです。

 

 そして、気づけば実況よりも “まとめ” のほうが人気になっていました(笑)。だんだんゲーム界隈を越えて『ネット上の炎上をまとめてほしい』という要望が増えてきました」

 

 30代といえば、「ネオむぎ茶事件」に『電車男』など「2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)」の “光と闇” を目のあたりにし、「Twitter」「YouTube」という新時代メディアをいち早く感じてきた世代だ。ガレソ氏も例外ではない。

 

「高校生くらいから『ニコニコ動画』とか、『2ちゃん』のVIP板とかにハマって見ていました。ガレソの活動の根本は『みんなで盛り上がって一体感を得ること』です。

 

 僕は2ちゃんで繰り広げられていた “祭り” が好きだったんですが、ガレソのツイートはひとことで言えば『今北産業』。『いま来た(今北)から3行(産業)で状況を教えてくれ』という、ネットスラングです。

 

 だから、こんなことでお金をいただくのは……というのもあり、少し前まで、ガレソの発信は無収入の趣味としてやってきました。でも、活動の反響が大きくなるにつれて、周囲から『広告をつけなよ』と言われ、2021年1月ごろから、広告収入を解禁してみました。正確な額は言えませんが、当初の収入はお小遣い程度でした。いまは『もっと頑張れば会社を辞められるかも』というレベルになりました。

 

 なので、会社を辞められるくらい収益を安定させて、ツイートするコンテンツをさらに充実させるのが、いまの目標です。独身ならもう辞めてるんですが、家庭があるので、僕の一存では決められない部分もありますね」

 

 そう話すガレソ氏の左手の薬指には、結婚指輪が光る。

 

「妻とは、最初の転勤先で出会って結婚しました。ガレソのことは打ち明けていて『自分の人生なんだから、自分で責任を取れる範囲で好きにやれば』という感じで、傍観してもらっています。

 

 でも、2年前に一度、アカウントを手放したことがあるんです。それは、あまりにも僕がTwitterに夢中すぎて、妻から『家庭とツイート、どっちが大事なの?』と聞かれたとき、答えに一瞬、詰まったからなんです。

 

 それで “Twitter引退” を決め、アカウントを他人に譲渡しました。その後しばらくして、妻に『家庭を優先する』という誓いを立てて、戻ってきちゃいましたが(笑)」

 

 インタビュー時には、Twitterでの活動と家庭生活の両立を心がけると語っていたガレソ氏。あまりに大きな影響力を得たいま、さらにさまざまな“バランス”を心がける必要が出てきたようだ。

( SmartFLASH )

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