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「高齢者集団自決」発言の成田悠輔氏がダボス会議「ヤング・グローバル・リーダー」という「ノーダメージ」の衝撃

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.03.16 14:34 最終更新日:2023.07.05 18:15

「高齢者集団自決」発言の成田悠輔氏がダボス会議「ヤング・グローバル・リーダー」という「ノーダメージ」の衝撃

(写真・アフロ)

 

ダボス会議(世界経済フォーラム)のヤンググローバルリーダーなるものに選んでいただきました。グローバル炎上のリーダーにならないように気をつけます》

 

 3月14日、経済学者の成田悠輔氏が自身のTwitterを更新。ダボス会議を主催する世界経済フォーラムが14日に発表した「2023年度ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出されたと語った。日本人のなかからは、唯一の選出だ。

 

 成田氏が“グローバル炎上”と自虐するのは、一連の「高齢者集団自決」発言をめぐるものだ。

 

 

「2021年12月17日放送のネット番組『ABEMA Prime』で、高齢化について『結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなのしかないんじゃないか』と発言したんです。ほかにも、高齢者に“自決”や“引退”を促す発言を繰り返ししてきており、それを2023年2月12日、『ニューヨークタイムズ』が『このうえないほど過激だ』と報じたことで、一気に注目を集めました」(週刊誌記者)

 

 成田氏本人は「“切腹”や“自決”は議論のためのメタファー」だと弁解しているが、あまりに過激なワードに、さまざまな識者から多くの批判が寄せられた。この影響を受けてか、2023年の2月14日、成田氏がアシスタント・プロフェッサーを務めるイェール大学は、公式サイト内の成田氏のプロフィールに、成田氏の発言について「彼個人のものであり、経済学部やイェール大学の見解を示すものではない」と、わざわざ追記される事態にまでなった。

 

 とはいえ、成田氏はその後もテレビ出演を続けており、イェール大学にも在籍したまま。そして今回の“グローバル・リーダーズ選出”となれば、結局、炎上騒動は“ノーダメージ”だったということか。

 

「テレビ局からすれば、『海外の有名大学の教授』という肩書をバックボーンに“過激な発言”を繰り返してくれる成田さんを起用しない手はありません。『なぜ彼を出すのか』といった抗議やクレームがその“うまみ”を超えない限り、起用は続くと思います。

 

 ただし『グローバル・リーダーズ』に選ばれたからといって、成田氏が世界的に評価されているのか、といえばそうでもありません。選考基準が曖昧で、過去にはイヴァンカ・トランプ氏が選出されるなど、“世間の耳目を集めるためのもの”という意味合いが強い人選だ、という指摘が以前からあります。実際、選ばれたカナダの女性政治家は『学会と変わらない』と断じています」(前出・週刊誌記者)

 

 高齢者を自決させよと訴える“ヤングリーダー”は、普通に考えれば恐ろしいことだが……。

( SmartFLASH )

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