社会・政治
黒岩・神奈川県知事、“11年不倫” に批判やまず…県庁に殺到するクレーム電話「辞職しろ!」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.04.11 16:40 最終更新日:2023.04.11 16:41
4月9日投開票の神奈川県知事選から一夜明けた10日、4選を果たした黒岩祐治氏が県庁で記者会見を開いた。そのなかで取り上げられたのが約21万票にもなった白票・無効票である。
前回に比べて12万票も増え、倍率にして2.3倍、投票総数の6.91%を占めるという驚くべき結果となった。
知事は「まさに私に対する批判の票だったと、しっかり受け止めておきたい」と神妙な表情で語り、さらに「失われた信頼を取り戻すため、全力をあげて県政運営にあたり、仕事でお返ししたい」と付け加えた。
【関連記事:「チョー下品なメニューしか想像できないよ~ん」黒岩知事不倫報道で改めて注目される “おじさん構文” のきつさ】
「投票日の直前である5日、『文春オンライン』が黒岩氏の “11年不倫” を証拠メールとともに報じました。知事になる前のフジテレビのキャスター時代、黒岩氏は女性と長期にわたって不倫を続け、相手に《本番前のホンバン?バッカァ~!!生放送前のナマだよ~!!》《チョー下品なメニューしか想像できないよ~ん》などのメールを送っていたことが明かされました」(週刊誌記者)
報道を受け、黒岩氏は即座にブログを更新し、
《12年前、急に立候補することとなった際、関係を清算しなくてはと、相手の女性と話し合いをいたしました。その後、女性は私の妻に手紙を送ってこられ、妻をも大変傷つけることとなりました。改めて相手の女性にお詫びしますとともに、自分の行いについて深く反省しております。》
と謝罪。結果的に圧倒的な票数で当選したが、多くの県民から反感を買っていることは間違いない。
県庁詰め記者がこう明かす。
「知事は今日(11日)も登庁して執務をしていますが、やつれて笑顔はまったくありません。周囲もなんだかピリピリしていて、冗談のひとつも言えない雰囲気です」
県民から多くの苦情が寄せられていることは容易に想像できるが、実際はどうなのか。神奈川県庁知事室に話を聞くと、沈んだ声でこう話す。
「たくさんのお電話、メールをいただいています。今、こうしてお話をしている間にも……。全体数ですか? 申し訳ございませんが、まだ把握できる状況ではありません。内容の多くは『辞職を求める』などのご批判です」
政治アナリストの伊藤惇夫氏は「神奈川の悲劇でしたね」と振り返る。
「黒岩氏が圧倒的な強さだったので、どこも対抗馬を立てなかったわけですが、もし有力な対抗馬がいたらどうなっていたか。
黒岩氏がテレビ局に勤務している時代、一緒に仕事をしたことがあるんですが、およそ今回の問題とは無縁な印象でした。酒はビールを少し飲むだけ。とても真面目でしたね。だからエロメールでそのイメージがぶち壊された感じです(苦笑)。
今後、県議会が始まったら野党から徹底的に質問されるでしょうね。県民の信頼を失ったわけですから、新しい政策だって打ち出せないと思いますよ。辞職もいつまでも迫られるでしょう」
今後も針のむしろ状態は続きそうだ。
( SmartFLASH )