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六代目山口組髙山清司若頭、住吉会&稲川会トップと“ヤクザサミット”開催 緊張感漂う内部写真公開

社会・政治 投稿日:2023.04.13 14:02FLASH編集部

六代目山口組髙山清司若頭、住吉会&稲川会トップと“ヤクザサミット”開催 緊張感漂う内部写真公開

食事後にデザートを食べる六代目山口組髙山清司若頭(中央)、住吉会小川修司会長(左)、稲川会内堀和也会長(右)

 

 紺色のスーツに身を包んだ、コワモテの男たちがズラりと並び、会場の外には警察車両が待機する――。

 

「これは、ヤクザ界の“サミット”が開かれたということだ」

 

 

 そう話すのは都内在住の暴力団関係者だ。

 

 4月12日、横浜市にある指定暴力団稲川会の施設「稲川会館」に、六代目山口組髙山清司若頭、住吉会小川修司会長、稲川会内堀和也会長が出席し、食事会を開いた。六代目山口組、住吉会、稲川会は、構成員や準構成員の人数ではヤクザ界のトップスリー。その首脳陣らが一堂に会したのだ

 

 この日、施設の周辺には組織の車が何台も行き交い、物々しい雰囲気が漂っていた。警察の捜査員10数人が駆けつけ、内部の様子を監視するなか、最初に現れたのは、会のホスト役を務める内堀会長だった。さらに小川会長も到着し、稲川会幹部が整列し、この日の“主役”である髙山若頭の到着を待つばかりになった。そして11時30分、3台の車を従えた髙山若頭が現れた。ゆっくりとした足取りで降り立つと、小川会長や内堀会長と笑顔であいさつを交わし、会館内に入っていった。

 

 じつは“ヤクザサミット”は、今回が初めてではない。2016年9月29日、横浜中華街の料理店で、トップの会合が開かれていた。前出の暴力団関係者は言う。

 

「2016年の会合では、六代目山口組司忍組長、住吉会関功会長(当時)、稲川会清田次郎会長(当時)のトップ3人が初会合を開いた。かつて敵対していた組織同士が一堂に会するなど、考えられないことだったので、会合があると聞いた当初は、ガセだろうと高をくくっていたほど。当時は六代目山口組が分裂して1年だったので、他団体との結束の強さをアピールしたかったのだろう」

 

 その“サミット”の再来が、今回の会合だった。

 

 だが、前回の会合とは違う側面もあった。ヤクザ界に詳しいジャーナリストはこう話す。

 

「前回の会合以降、住吉会も稲川会も会長が代替わりしました。そのため、2005年から六代目山口組の組長を続ける司組長とは、“貫目が違う”という理由で、肩を並べられなくなったのではないでしょうか。そこでナンバー2の髙山若頭が出席した。六代目山口組からすれば、『我々は、住吉会と稲川会よりひとつ上の存在だ』ということをアピールした形になりました」

 

 この日の会合では、食事後に3者でデザートを食べる様子を撮影することに成功した。それぞれの卓上にはケーキやコーヒー、チェリーとオレンジなどの果物が並べられた。だが、独特な緊張感が漂っている――。

 

 食事会が終わったのは1時間15分後のこと。髙山若頭が最初に会館を後にし、その後小川会長、内堀会長と続いた。内堀会長は、会館を出る前に報道陣の取材に応じ、会合の趣旨についてこう語った。

 

「親睦を深めるためにやったのだが、5、6年前に六代目(山口組)の伯父さんと、関代表と、うちの総裁と(会合を)やったことがあるでしょう。その第2弾です。非常にいい雰囲気だったよ」

 

 今回の“サミット”は、何を意味するのか。

 

「六代目山口組は分裂して7年が経過、年内にも分裂は終焉するのではないかとの見方もあります。分裂状態終息の足固めが必要だったのでしょう。そのためには、住吉、稲川の両団体との関係強化が不可欠です」(前出・ジャーナリスト)

 

 3団体の深まる親睦が、分裂を終焉に向かわせるのか――。

( SmartFLASH )

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