社会・政治
岸田首相に爆発物を投げた男「子供のころは親と手をつないで駄菓子を買いに」近隣住民明かす…統一教会との関係は?
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.04.15 23:14 最終更新日:2023.04.15 23:15
あわや大惨事――。
4月15日午前11時25分頃、岸田文雄首相が訪れていた和歌山県の雑賀崎漁港で爆発音がし、白い煙が上がるという事件が発生。首相は、衆院和歌山1区補欠選挙(23日投開票)の応援演説のため、同漁港を訪れていた。
首相にけがはなく、聴衆にもけが人は出ていない。和歌山県警は、爆発物を投げたとみられる男を現場で取り押さえ、威力業務妨害容疑で現行犯逮捕した。
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報道された映像を見ると、容疑者は演説会場で銀色の筒状のものを岸田首相のもとに投げつけ、岸田首相がそれに気づいて後ろを振り向く様子が見て取れる。
2022年7月、安倍晋三元首相銃撃事件から1年も経たないうちに再び起きた襲撃事件は、日本を震撼させた――。
報道によれば、逮捕された人物は、兵庫県川西市、職業不詳の木村隆二容疑者(24)。本誌記者が、同市にある容疑者の実家近辺へ急行すると、すでに多数の報道陣が集まっていた。
木村容疑者と面識のある自治会関係者で、駄菓子屋を経営している沢村さん(仮名)は、木村容疑者についてこう語る。
「容疑者がとらえられた瞬間をテレビでみても、誰だかわかりませんでした。でも、住民の方から、木村さんの自宅に報道陣が殺到していると連絡が入って、その瞬間『あっ、あの子か』と思い出しました。いまは驚きしかありません」
そして、木村容疑者とその家族について、報道陣を前に以下のように語った。
「木村さん一家は25年ぐらい前にこの地区に引っ越してきて、10年ほど前に今の家に移られたと思います。お父さんはトラックの運転手で、個人で運送業をされていました。最初はそういった会社におられ、途中で独立されたんじゃないかな。お母さんも働いていたと思います」
沢村さんは、木村容疑者の幼少期について、こう振り返る。
「最後に会ったのは、もう10年以上前、小学生か中学生の頃だったと思います。子供の頃はおとなしいお子さんでしたよ。こんな事件を起こすようには見えませんでした……。
うちの店は小売業もしていて、駄菓子も売っていたんですが、小学生や中学生の頃は、よくお父さんに連れられて駄菓子を買いにきていました。お母さんと来たこともありました。おとなしそうで、優しそうな顔をしていました。ご両親とも仲がいいように見えましたが……」
記者から「統一教会関連のことを聞いたことがあるか?」との質問も飛んだが、沢村さんは「統一教会について聞いたことはありません」とはっきり断言した。
子供のころはおとなしかったという木村容疑者に、いったい何があったのだろうか――。
( SmartFLASH )