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トランプ大統領「赤ん坊より下手なスケッチ」が324万円
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2017.08.02 16:00 最終更新日:2017.08.02 16:00
まるで小学生が描いたようなニューヨークの高層ビルの絵が324万円で落札された。実はこの絵、描いたのはアメリカ大統領のトランプ氏だ。
普通に見ればただの落書きにしか見えないが、ニューヨークのビル群の真ん中には、きちんとトランプタワーが鎮座している。中央にはハドソン川と思われる二本の曲線が引かれており、その下にはトランプ氏本人のサインが書かれている。通常、絵のサインは左右どちらかの下に書かれるが、ほぼ中央に位置しており、自己主張の強さがうかがえる。
この絵は、ロサンゼルスで有名人のサインなどを取り扱っている「Nate D.Sanders」というオークション・サイトに出品されたもの。29cm×22cmほどの大きさの紙にマーカーを使って描かれているが、もともとは、2005年9月のチャリティー・イベントに出品されたものという。
入札は約90万円スタートと高額だったにも関わらず、トランプ氏のネームバリューのおかげで世界中から入札が相次いだと、オークションの主催者は語っている。入札はオンライン経由で11件ほど。落札者については明らかになっていない。
主催者はさらに「異常な高値です。現代の大統領のサインではありえない価格です。それだけトランプは特別なのでしょう」とニューヨーク・タイムズに話している。
この衝撃的ともいえる絵に対し、ネット上では「200円の価値もない」「赤ん坊でももっと上手く描けるよ」などといった辛辣な言葉が並んでいる。
ちなみに、トランプ氏が2009年に描いた似たようなスケッチも、別のサイトでオークション中。こちらにはトランプタワーの姿がないが、やはり高騰が見込まれている。
トランプ氏は自分の肖像画を買うことでも知られている。ワシントン・ポストによると、トランプ氏は2007年、自身が主催するチャリティーイベントで、ある画家に即興で自分の顔を描かせ、その絵をチャリティーの資金200万円で購入した。2014年にも同様に100万円で自分の肖像画を購入している。絵は、トランプ氏が経営するゴルフクラブに飾られていたと見られる。
肖像画のほかにもアメフト選手のヘルメットをチャリティー資金の120万円で購入。専門家は、トランプ氏が慈善団体に寄付したお金や財団資金を私物化しており、法律違反の可能性があると指摘している。トランプ大統領はいつだってやりたい放題なのだ。