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小池百合子は国政を目指す?「新党メンバー」4人を連続直撃

社会・政治 投稿日:2017.08.02 20:00FLASH編集部

小池百合子は国政を目指す?「新党メンバー」4人を連続直撃

 

 都議選で圧勝し、盤石だった安倍一強体制にゆがみを生じさせた小池百合子東京都知事。

 

「都議会では公明を非自民勢力に引き入れたが、これは、国政レベルでも実現できる。小池さんが、『国政を準備しろ』と言えば、すぐにでも着手する」(小池知事の側近)

 

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「小池新党」の可能性をこう話す。

 

「都議選での都民ファの得票数は、100万票規模と見込まれてきました。すると、次の国政選挙でこの票の受け皿が必要だという議論になる。そこで小池新党ができれば、ブームになって、全国に候補者が出る。たとえば20議席取っただけでも、安倍総理の悲願である憲法改正に影響を与えます。現政権にとって、小池新党誕生は脅威なんです」

 

 都議会のドン・内田茂氏を引退に追い込み、次なる狙いは安倍・菅ーー。すでに「小池新党」参加メンバーの具体的な名前まで囁かれている。本誌は、都民ファーストと連携しており新党の核になると目される国会議員4人を直撃した。

 

 一人めは、渡辺喜美参院議員(無所属)。都民ファースト候補の3人を応援するため、日本維新の会から離党を表明し、除名処分を下された。渡辺氏はこう語る。

 

「元みんなの党の仲間だったから、応援するのは人の道です。現時点では、小池国政政党ができるということは言えません。しばらく私も無所属でやりますが、政界の一寸先は闇ですよ」

 

 二人目は、2017年4月に民進党を離党した長島昭久衆院議員(無所属)。はっきりと新党結成の意向を口にした。

 

「今回の選挙で、自民党内にかなりマグマが溜まっているのがわかりました。民進党も同様に厳しい状況です。 私がイメージする新党は、そうした勢力を糾合し、安倍一強体制に対する対抗勢力の受け皿となる保守政党。小池知事は、2020年の東京五輪前に知事を辞めることはありません。それまでの3年から4年で、国政に保守政党を作ることがベストと考えています」

 

 三人め、元神奈川県知事の松沢成文参院議員(無所属の会)は、さらに踏み込む。早ければ2017年内に、新党が具体化するという。

 

「新党は12月までに届け出ないと、翌年の政党交付金をもらえません。仲間を作るなら政党要件を満たす人数(5人)を集めようという動きになります。勝負は臨時国会です。小池さんはまだ国政には復帰しないでしょうから、小池さんのいない政党をどう機能させるか。いろんなルーツを持つ人を、いかに結集できるか。いわば、新たな第三極作りです。少なくとも、いま私と無所属の会で行動をともにする仲間は4人います」

 

 最後に、小池知事といえばこの人、都知事選から小池知事を応援し、自民党に離党届を出した若狭勝衆院議員だ。

 

「国会議員のどういう人たちと、一致団結できるのか。具体的には言えませんが、水面下の話し合いは進んでいます。政党要件を満たす5人以上を集めるのは簡単です。烏合の衆になってはいけませんが。国政への動きが表面化する日は、そう遠くありませんよ」

 

「ファーストの会」が国政へーー。国政政党ができれば、「小池知事の弱点だった資金面も、政党交付金によって克服される」(政治部記者)。おんな党首小池が、虎視眈々と“安倍・菅潰し”を狙う。
(週刊FLASH 2017年7月18日号)

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