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タクシーのドアにぶつかり自転車転倒、そこにバスが…「はねたバスにも責任」警察の判断に疑問の声続々

社会・政治 投稿日:2023.04.21 17:07FLASH編集部

タクシーのドアにぶつかり自転車転倒、そこにバスが…「はねたバスにも責任」警察の判断に疑問の声続々

目黒通り(事故現場ではありません/写真・AC)

 

 2023年2月に東京・目黒区の目黒通りで起きた死亡事故が注目を集めている。

 

 事故が起きたのは、2月17日の午後7時前。下目黒でタクシーが客を乗せるために停車、乗客の荷物を載せるのを手伝うため、運転席のドアをあけたところ、自転車で走ってきた60代男性がドアにぶつかって転倒。そこに走ってきた路線バスにひかれて死亡した。

 

 4月21日の「朝日新聞デジタル」によると、警視庁はタクシー運転手の30代男性と、49歳のバス運転手の2人を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の疑いで書類送検。

 

 

 タクシーはドアを開けたことで死亡事故を招いた、バス運転手は事故を予測できた――これが警視庁の判断だという。この件が報道されると、ネットにはさまざまな意見が寄せられた。なかでも多いのは、バス運転手に同情する声だ。

 

《こんな事故でバスの運転手を書類送検するか?有罪にしたらバスの運転手がいなくなる。自転車も悪い。同様に送検するのが妥当だ!》

 

《そりゃ、バス運転手がいなくなるって。「事故は予測できた(キリッ)」じゃないんだよ…。》

 

《タクシー運転手の確認不足は分かるけどバス運転手の事故予測はかなり無理があると思う》

 

 そのほかにも、

 

《この件は、タクシー運転手の過失、バスの運転手の過失は致し方ないと思われるが、そもそも車道を走る自転車に甘すぎる。道路交通法をなにも知らない自転車が自動車、バイクと同等のスピードで走っている状況を何も感じないのだろうか》

 

《自転車は車道を通行するということがどれだけ危険なことか 自動車運転者、バイク運転者の持っている認識レベルに足りない人が多いと見受けられる》

 

《一部のタクシー運転手だが、ハザードつければどこでも止まれると思ってるのやめてくれ(中略)止める客も止まる運転手もアンテナが低すぎる》

 

 などの声も。それだけ多くの人たちが日々、路上で危険を感じているということだろう。

 

 事故現場の近くに住んでいるという人は、

 

《路駐が多くバスの運転も1番左車線に止まっている車を避けながら、大型車を車線を頻繁に変えながら運転しています。山手通りに向かって道も下っている為、すごいスピードで自転車がかなりの台数走っています。(中略)スポーツサイクルは車道を大体25km-40km位で走っていて、車の運転が怖いです。普通の自転車も車道を注意不足での走行が目立ちます》

 

 と、普段から危険を感じる道だと指摘している。

 

 2023年4月1日から、自転車のヘルメット着用が努力義務化されている。この事故で亡くなった男性はヘルメットをかぶっていなかったようだが、もしかぶっていればどうであったか――。

( SmartFLASH )

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