重くのしかかる「11年不倫」報道…黒岩神奈川県知事、4月のスケジュールが激減「イベントには呼びにくい」

 

　神奈川県知事選の真っ最中、民放キャスター時代の11年間にわたる不倫が『週刊文春』に報じられた黒岩祐治神奈川県知事。

 

　投票では白票が激増し、黒岩氏の票数も前回に比べておよそ32万票も減ったが、それでも結果は圧勝。しかし、祝勝気分とはほど遠く、4選後も「神奈川のプライドを傷つけてしまった」と沈痛な表情で謝罪している。

 

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　4月11日、本誌は知事室に連日「やめさせろ」といった怒りの声が寄せられていることを報じている。そして今、県庁職員の間ではこんな噂があるという。
「最近、知事は何をしているんだろう」

 

　年度始めの4月は、官民問わずイベントが多い。当然、各首長は来賓として引っ張りだこ。都庁職員は「スケジュール調整ができず、お断りすることも多い」と言うほど、オファーは次々に来るのだという。

 

　首長がそういったイベントに出席すれば必ずニュースになるが、神奈川県の職員は「このところそれを見かけない」と話す。

 

　実際に、神奈川県庁のホームページにある「知事の動き」を閲覧してみよう。

 

　今年4月のスケジュールを調べると、選挙があったとはいうものの、県庁外の会合に出席したのは

 

3日：県弁護士会新理事者就任披露懇親会
4日：県立保健福祉大学・大学院・実践教育センター入学式／新入学児童・園児を交通事故から守る運動出発式

 

　のみ。当選後は

 

14日：県警察学校初任科入校式

 

　の1回だけだ。

 

　前月を見てみると、県庁外のイベントはおよそ20回にもなる。たとえば、拉致問題啓発舞台劇「めぐみへの誓い―奪還―」鑑賞、池坊神奈川県連合花展オープニングセレモニー出席、ジャパンラグビー観戦などがそうだ。

 

　前年の2022年4月も、イベント出席などが14回あり、国会議員との面談もかなり多かった。

 

　つまり、不倫報道以降、知事のスケジュールは激減しているのだ。知事室に問い合わせてみると、「特段、知事の体調が悪いということはなく、スケジュールが少なくなっているという印象もありません」と否定したが……。

 

　前出の県庁職員は、「イベントには女性も多く出席するので、なかなか呼びづらいと思います」と本音を明かす。禊が終わるのはまだまだ先のようだ。

( SmartFLASH )