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立憲、国民民主に “すり寄り” 図って呆れ声…ハシゴ外された石垣のりこ氏は「立憲・共産路線なにが悪い?」

社会・政治 投稿日:2023.05.18 17:15FLASH編集部

立憲、国民民主に “すり寄り” 図って呆れ声…ハシゴ外された石垣のりこ氏は「立憲・共産路線なにが悪い?」

立憲民主党の石垣のりこ議員(写真・時事通信)

 

 5月17日、立憲民主党の泉健太代表は、連合の芳野友子会長と東京都内で会談。次期衆院選に向け、関係が冷え込む国民民主党と連携できるよう仲介を要請した。

 

 会談で泉氏は、日本維新の会や共産党とは選挙協力をしないと明言。「国民民主との距離を縮められるよう協力してほしい」と頭を下げた。芳野氏は共産との「決別」に踏み込んだことを評価したうえで、「立憲と国民民主を一枚岩に近づけていきたい」と応じた。

 

 

 一方、泉代表が次期衆院選で150議席を下回った場合、辞任する意向を示していることについて、芳野氏は「継続することも責任の一つ」などと述べ、目標に達しなかった場合でも辞任する必要はないとの考えを示した。

 

 この会談について、立憲の川内博史・元衆院議員は5月18日、自身のTwitterでこう疑問を呈した。

 

《いつ、どの場で、如何なる議論の基にそのような決定がなされたのか?党代表として外部組織の代表者に伝えるだけの党としての意思決定があったのか?》

 

 国民民主との連携については、立憲の岡田克也幹事長も期待感を示している。5月16日の記者会見で、維新と共産党とは選挙協力をしないとしたうえで、こう語っている。

 

「国民民主党とは大きな塊ということは常に言っている。(国民民主の)榛葉(賀津也)幹事長は、選挙の調整の必要性についても言及している。お互いにメリットがあれば、いろんなことを追求していくのが幹事長の仕事ではないか」

 

 だが、国民民主との協力が実現するかは不透明だ。同党の玉木雄一郎代表は、16日の会見で「絶対野合だと言われる」と述べ、連携に否定的な考えを示した。

 

 一方、立憲と共産党との選挙協力について、立憲の石垣のりこ参院議員は5月16日、自身のTwitterにこう書きこんでいた。

 

《立憲共産路線て、なにが悪いんですかね? 人権と議会制民主主義を守ろうとする陣営が、協力し合うのは当然じゃないですか? 私は、日本のファシズム化に抵抗する全ての人々と、党派や来歴に関わらず、共闘し、共に歩みたいと思っています》

 

 このツイートに対して、前川喜平元文部科学次官が、《そうだ、そうだ。いいぞ、いいぞ》とツイートするなど反響を呼んでいる。だが、共産党との選挙協力路線は、完全にハシゴを外されたかたちだ。

 

 泉代表と連合の芳野会長との会談に関しては、SNSでも批判的な声が多くあがっている。

 

《ここまで来ると、反共連合とでも党名を変えて欲しい。野党共闘で、「仕方なく立憲に票を入れた」人もいる》

 

《維新の会が自民党みたいだから、と共闘をやめたのに、自民党に秋波送り続けている連合を頼りにする上に、国民民主とも連携をはかるって、ホントにブレブレだよね、立憲民主党》

 

《泉健太が代表である限り立憲の浮上はない。連合会長芳野友子に国民民主との仲介を頼み、芳野友子は立憲が共産党と共闘しないことを評価では、150議席どころか立憲の存続そのものに赤信号が点く》

 

 仮に国民民主と連携できたとして、泉代表が目標とする150議席に届くのか。立憲の正念場は続きそうだ。

( SmartFLASH )

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