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岸田首相「長男が公邸で宴会」報道の裏で派閥パーティから“番記者以外しめ出し”の超厳重警戒
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.05.25 17:00 最終更新日:2023.05.25 17:00
岸田文雄首相の長男で、政務担当の首相秘書官を務める岸田翔太郎氏(32)が、 2022年末に首相公邸で忘年会を開き、その際、賓客を招く公的なスペースなどで写真撮影に興じていたと報じられた。
5月24日の「文春オンライン」によると、岸田家の親戚10人以上が首相公邸に集まり、忘年会が開かれたという。岸田首相のおいが、赤じゅうたんの敷かれた階段に寝そべっている写真や、閣僚がひな壇に並ぶ様子を真似した写真もあるという。
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高額な税金が維持費として投入されている首相公邸を、私物のように使う感覚のゆるさにはあきれるしかないが、一方で岸田首相は、本来は広く取材の門戸を開かれているべき場で、一転して異例の“厳重警戒”を敷くようになったという。
ある政治ジャーナリストが語る。
「例年、5月ごろに開かれている自民党各派閥の政治資金パーティですが、安倍派(清和会)、麻生派(志公会)、岸田派(宏池会)の3派はオープンな印象が強く、さまざまなメディアが取材に入ることが可能でした。
しかし、5月17日に開かれた岸田派のパーティでは、2023年から『取材は番記者と平河クラブ(自民党の記者クラブ)に限る』という通達が出されたのです。パーティ直前に米誌『TIME』の見出し問題(岸田首相のインタビュー記事の『日本を軍事大国に変える』という見出しに政府が抗議した問題)があったので、『首相は番記者以外の取材に過敏になっているのでは(笑)』と、冗談も聞かれました」
実際、本誌もこれまで岸田派のパーティを取材していたが、今回は会場に入ることができず、追い返されてしまった。
「開始の1時間前から、他誌のカメラマンと脚立を並べてスタンバイしていたのですが、名刺を出した途端、『今日は雑誌はダメ』と、理由も言わずに、けんもほろろにシャットアウトされたんです。新型コロナウイルスが5類になって再開された、本会議前に議員が集まる『代議士会』も、再開後から雑誌は入れなくなりました」(担当カメラマン)
別に「首相公邸での忘年会を取材させろ」と言ったわけではないのだが……。
( SmartFLASH )