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翔太郎秘書官、6月1日辞任は「サミット業務終了のため」永田町で聞こえる擁護の声と岸田首相の “罪”

社会・政治 投稿日:2023.06.02 14:57FLASH編集部

翔太郎秘書官、6月1日辞任は「サミット業務終了のため」永田町で聞こえる擁護の声と岸田首相の “罪”

写真・時事通信

 

 2022年末に首相公邸内で親族と忘年会を開き、従兄弟が、組閣時に閣僚が並ぶ赤絨毯の階段で寝転ぶなど悪ふざけをした写真が『週刊文春』に掲載された岸田翔太郎氏(32)。

 

 5月29日に岸田文雄首相が事実上の更迭を発表、6月1日付で政務担当総理補佐官を正式退任した。これにて、一件落着かに見えたが……。

 

「退任の翌日、今度は首相自身も忘年会に出席して飲み食いしていた証拠写真が『FRIDAY』に掲載されました。タイトルは『岸田文雄首相 首相公邸「親族大忘年会」に寝間着&裸足で参加 ご満悦写真』というセンセーショナルなものでした。

 

 

 これまで首相は『私的な居住スペースでの食事の場に一部顔を出し、あいさつもした』と26日の参院予算委員会で答弁していましたが、写真撮影については触れていませんでした。あいさつ程度ではないわけですから、今後も野党から追及されるでしょうね」(政治担当記者)

 

 この『FRIDAY』の報道に対し、岸田首相は2日午前、首相官邸で記者団に「公的なスペースにおいて不適切な行為はない」と述べ、問題はないとの認識を示したが、自民党関係者は「結果的に嘘をついたと言われても仕方がない」と表情を曇らせる。

 

「今回の更迭騒動では首相の任命責任も問われていますが、多くは翔太郎氏の脇の甘さや自覚の欠如などが問題視されました。しかし、首相が『主賓』のような写真が報道されたことで、『翔太郎氏より首相のほうが “罪” が重い』ということになり、ことの成り行きは違ってきます」(同)

 

 実際、ニュースを報じたコメント欄には、

 

《最初から自分も参加してたことに触れないというのも、あまりに卑怯でせこく感じる。》

 

《私的なスペースだから自分はセーフというが、その会にまで参加していたのであれば監督責任は当然にあるだろう》

 

《私的スペースで宴会するのは問題ないとして、出席者の行動を管理するのは首相官邸を管理する岸田総理の責任ではないのでしょうか?》

 

 など怒りの書き込みが殺到している。

 

 一方、ここにきて、永田町では翔太郎氏に同情の声が出ているという。

 

「人格を否定するような過熱報道もありましたが、それを抜きにしても、翔太郎氏は性格も素直で穏やかなので悪く言う人はいませんでした。“おぼっちゃま” と言われればそれまでですが(苦笑)。

 

 仕事もそつなくテキパキやっていたそうです。SNSなどの発信については、多くが翔太郎氏のアイデアだったと聞いていますし、地方公務でもあいさつのネタになるようなことを調べて首相に教えていたそうです。

 

 それと退任日の6月1日ですが、この日は『期末手当』の基準日のため、世間では『ボーナスもらってやめるのでは』と言われましたが、それは違うようです。実際に翔太郎氏は手当を受け取らない意向を示していますし。

 

 実は、G7広島サミットで尽力した広島県民会議の人たちが、5月31日に首相官邸を表敬訪問することになっていました。翔太郎氏は官邸と県民会議の連絡役も担っていましたから、『退任は表敬訪問を終えてから』ということになったと聞いています」(自民党関係者)

 

 翔太郎氏ひとりが責任を負わされた形になっているが、監督責任は岸田首相にあるのではないか。脇が甘かったのは首相本人なのかもしれない。

( SmartFLASH )

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