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「国会でダイブ」の山本太郎氏「私も小突かれているんです」の開き直りに「暴力やめて」支持者からもダメ出しが

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.06.12 19:50 最終更新日:2023.06.12 19:50

「国会でダイブ」の山本太郎氏「私も小突かれているんです」の開き直りに「暴力やめて」支持者からもダメ出しが

6月8日、参院法務委員会で入管難民法改正案の採決無効を求め、ダイブするれいわ新選組の山本太郎代表(写真・時事通信)

 

 6月8日の参議院法務委員会でおこなわれた「出入国管理法」の改正案採決。採決をしようとする委員長を何人もの自民党議員がガードするなか、れいわ新選組山本太郎代表が、人垣の上をダイブして委員長に向かい、採決阻止を試みた。

 

「そのとき、2人の自民党議員が軽いけがをしました。委員会終了後、山本代表がその議員に歩み寄り、謝罪。記者団に『故意に何かを傷つけようとしたことはなく、なにかしら、手が当たったっていうことがあるならば、それはもちろんおわび申し上げる案件だろうと』とコメントしました」(政治担当記者)

 

 しかし自民党、立憲民主党などが、山本代表に対し懲罰動議を提出。近く懲罰委員会が開かれ、対応が協議される見通しだという。

 

 

 その山本代表が6月10日に「山本太郎とおしゃべり会 in 福岡県・福岡市」という対話集会を開いた。そこで今回の騒動のてん末を、過去の委員会での、野党時代の自民党や民主党が繰り広げた「実力行使映像」をおりまぜながら「人の命、生活に関わることは、体を張って止めるのが野党」として、次のように語った。

 

「(実力阻止は)普通に、これまでもあったことなんです。その中では当然、けが人が出てしまうようなこともあるでしょう。私も、あのもみ合いの中で当然、小突かれてもいるし、でもそれをわざわざ診断書、取ったりしませんよ。(今回は)けがをなさった方がいらっしゃるので(私が)謝罪はしなければなりません」

 

「時間が戻っても(委員長席にダイブした行為は)やめません。けが人が出ないようにはします」

 

「責任は究極、感じないです。政治家の行動をジャッジするのは、有権者に委ねられていますから」

 

 山本代表らしいといえば「らしい」が、同党の支持者が集まる「れいわ新選組公式チャンネル」のコメント欄でさえも

 

暴力はやめて下さい。いくら少数派であっても法やルールを守らなければコア支持層以外からの支持は得られません》

 

《話し合いで解決しましょうよ。暴力はダメですよ》

 

《昔は酷かったと色々と昔の動画を出すけど暴力事件は一つも無い》

 

《山本太郎 パフォーマンス 今回はアカンやろ!》

 

などのコメントが寄せられている。

 

 れいわ新選組は、5月12日の本会議で、共同代表の大石晃子衆院議員が塚田一郎財務金融委員長に対する解任決議案の採決がおこなわれた際、岸田文雄首相の写真に「NO!」「もっと本気で闘う野党の復活を」と書いた紙を掲げ、山口俊一議員運営委員長から注意された。

 

 また6月18日の本会議では、櫛渕万里衆院議員が、鈴木俊一財務大臣に対する不信任決議案採決の際、「与党も野党も茶番」と書かれた紙を掲げながら叫び、懲罰動議が可決されたばかりだった。自党のこのような行動が政治不信につながるのは、山本代表にとっても不本意だと思うのだが……

( SmartFLASH )

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