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岸田首相「希望と好奇心を持って」発言に批判高まる「未来と生活を破壊している張本人が!」…支持率は大幅減の惨状
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.06.19 16:10 最終更新日:2023.06.19 16:10
毎日新聞が6月17・18の両日に実施した全国世論調査が自民党に衝撃をもたらした。
岸田内閣の支持率は33%で、5月20・21日実施の前回調査(45%)から12ポイントも下落。不支持率は58%で、前回調査(46%)に比べて12ポイント上昇したという。
同紙は、《岸田文雄首相の長男、翔太郎氏による忘年会問題などの影響で、4月調査の36%すら下回るまでに急落した》と、2022年末に親族と首相公邸で忘年会を開き、新閣僚が記念撮影する赤じゅうたんの階段で集合写真を撮るなどの不適切行為が文春オンラインに報じられたことが理由の一つとしている。内閣支持率の下落は4カ月ぶりだという。
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朝日新聞社も17~18日に全国世論調査を実施。支持率は42%で、前回5月調査から4ポイント減。不支持率は46%で、同4ポイント増となった。また、マイナンバーをめぐるトラブルの政府の対応が「適切ではなかった」は72%に上り、同紙は《「異次元の少子化対策」への評価などと合わせて、支持率下落につながった》と分析している。
この急降下した支持率に「解散していたら、どうなることだったか」と中堅自民議員は首筋が寒くなったという。
ニュースサイトの書き込みにも、
《1月に「異次元の少子化対策をやる」と言い始めたけど、結局中身なし。しかも財源もなし》
《国民のためになにもしてくれない今の政府。今の支持率で誰かどういうところの評価でなっているか不思議でしかたない》
《まだ3分の1の国民が支持しているとは世も末》
と批判のオンパレードとなった。
しかし、岸田首相本人は6月18日、母校の早稲田大学で学生らを前に講演して上機嫌だった。1100人の学生を前に、
「思い返すと、『まさかこんなことは起こらない』と思っていた、いくつもの “まさか” を実感せざるを得ない。人生は道草、回り道の連続。お世辞にも模範的な大学生とはいえなかった自分が40年以上経って、母校の大隈講堂で内閣総理大臣として講演するのは、まさに当時としては想像もできない “まさか” だ」
などと自賛した。
「会場はおおいに盛り上がり、最後は学生たちと校歌を斉唱し、応援部から『フレーフレー岸田』と三唱され、岸田首相は照れ笑いを浮かべていたと報じられています。国会も間もなく閉幕しますから、ホッと一息なのでしょう」(政治担当記者)
しかし、待ったなしの問題は山積み。ホッとされていては困るのだが――。
講演では「希望と好奇心を持って挑戦してほしい」と声高らかに発言したという。この発言を受け、ニュースのコメント欄には
《この人に「希望」と「好奇心」をへし折られた人は、どれだけいるのだろうか》
《国民の未来と生活を破壊している張本人が、よく希望だとか口に出せるもんだな》
《出口のないトンネルに入れられた国民をどうするのだろう?希望と好奇心で見捨てそう》
《国民に対してまさかの政策は要らね~からな》
など、多くの批判が寄せられている。国民の生活が豊かになる「まさか」の政策に期待したい。
( SmartFLASH )