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マイナカード「暗証番号なしで交付」資格確認書「自動送付」次々崩壊する制度に「存在価値ない」総ツッコミ

社会・政治 投稿日:2023.07.05 15:35FLASH編集部

マイナカード「暗証番号なしで交付」資格確認書「自動送付」次々崩壊する制度に「存在価値ない」総ツッコミ

松本剛明総務相(写真・時事通信)

 

 7月4日、松本剛明総務相は閣議後の記者会見で、暗証番号の設定が不要なマイナンバーカードを交付できるよう検討していると明らかにした。

 

「福祉施設などからはさまざまなご意見をいただいておりまして、認知症などで暗証番号の管理に不安がある方が、安心してカードを利用でき、代理交付の際の代理人の負担軽減にもつながるように、暗証番号の設定が不要なカードの申請受付・交付について、今年11月ごろから開始できるように、いま検討をしております。このカードは、暗証番号は利用できませんが、顔認証・目視確認によりオンライン資格確認をおこなうものとなってまいります」

 

 

 マイナカードを申請する場合、最大で4つの暗証番号を設定する必要があるが、本人や代理人から申し出があった場合、暗証番号の設定を不要とする。

 

 健康保険証と一体化した「マイナ保険証」や、本人確認書類としての利用に制限されるが、暗証番号を覚える必要がなくなる。暗証番号の設定がないと、カードの個人向けサイト「マイナポータル」や、各種証明書のコンビニ交付サービスなどは利用できなくなる。

 

 現行の健康保険証を2024年秋に廃止する方針は変わっていない。

 

 一方、公明党の山口那津男代表は同日の記者会見で、「マイナンバーカードの取得を進めることが大前提だが、取得は任意なので、カードを取得しない人が健康保険を利用できない状況は回避すべきだ」と指摘。

 

 2024年秋以降、「マイナ保険証」を持たない人に発行される「資格確認書」について、政府は本人の申請に基づいて発行し、1年ごとの更新が必要となる仕組みを想定しているが、山口代表は「健康保険の利用に隙間が生じないよう、(政府は)『プッシュ型』で積極的に届けることを検討してほしい」と求めた。

 

「暗証番号なしで交付」、さらに「資格確認書を自動送付」と、マイナカードの仕組みが次々と崩壊する事態にSNSでは失笑の声が多く上がった。

 

《余りの世論の反発に「暗証番号なしでマイナ健康保険証」「申請なしで資格確認証」とデジタル化すら放棄する政府。「紙の健康保険証の廃止時期を当面の間、延期します」と言えば済むだけ話。「当面」を永遠に繰り返せばいい》

 

《素朴な疑問『暗証番号の無いマイナ保険証って今の保険証とどう違うんですか?』今の健康保険証で一体何がダメなの??? 訳わからん》

 

《この資格確認書を保険証というのです。マイナ保険証なんていらんのですよ。しかも医療機関で本人確認なし(暗証番号なし)で使えるようになるのであれば、存在価値さえないわけです。紙の保険証で十分》

 

 グダグダすぎる政府方針。いっそのこと「2024年秋に健康保険証を廃止」する方針を廃止すれば、スッキリするのだが。

( SmartFLASH )

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