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長野立てこもり殺人、容疑者が3度め逮捕…本誌が報じていた「親バカな母親を横でボーッと見てるだけ」証言【上半期激震ニュース】

社会・政治 投稿日:2023.07.09 06:00FLASH編集部

長野立てこもり殺人、容疑者が3度め逮捕…本誌が報じていた「親バカな母親を横でボーッと見てるだけ」証言【上半期激震ニュース】

5月27日に送検された青木政憲容疑者(左)と中学時代の卒業アルバム

 

 5月25日、長野県中野市で警察官2人を含む男女4人が殺害された事件。7月7日、県警は青木政憲容疑者を、60代女性に対する殺人容疑で再逮捕した。

 

 青木容疑者は事実関係をおおむね認めているが、殺意については「覚えていない」と否認しているという。すでに青木容疑者は警察官2人を殺害した疑いで逮捕されており、これで3度めの逮捕となる。

 

 

 朝日新聞によると、犯行に使われたのは「ボウイナイフ」と呼ばれる刃物で、側胸部の傷が致命傷になったとみられる。ほかにも体に複数の傷があった。青木容疑者は県警の調べに対し、「(女性2人から)『(ひとり)ぼっち』と言われたように聞こえ、恨みを爆発させた」と供述していたという。

 

「現場は長野県・中野市議会議長(事件の翌日に辞職)である青木正道氏の自宅で、青木容疑者は正道氏の長男です。正道氏は農業事業などを手がける会社経営者でもあり、農家への支援事業や青木容疑者の名が冠された農園『マサノリ園』などを展開していました」(事件担当記者)

 

 母親は地元の有名人で、フラワーデザイナーやフルーツカッティングの講師として、長年、講演活動などをおこなっていた。青木容疑者自身も、高校は北信地区有数の進学校に通い、卒業後は東京の大学に進学している。

 

 事件当時、本誌は、青木容疑者一家について取材。近隣住民は、こう語っていた。

 

「青木家はこの地域の “地元の名士” です。先祖代々、農園を営んでいた父親の正道氏と、地元の有力経営者の娘だった母親は、高校時代から交際を開始し、そのまま結婚。地元でも有名なラブラブ夫婦ですよ。

 

 政憲の弟は現役自衛官で、妹は東京の体育大学を卒業した。家族仲はよく、地元では評判の “キラキラ家族” でした。そのなかで、政憲だけは(進学先の)偏差値だけは家族の誰よりも高いが、ふさぎ込みがちな人柄でね」(近隣住民)

 

 精神的な不調で、大学を中退したという青木容疑者。正道氏は息子に農家をやらせようと、新たに畑を借りてブドウ栽培に乗り出した。当時、青木容疑者は正道氏の会社が運営するジェラート店の店長でもあったが、そこでは母親の過保護が目立ったという。

 

「そもそも母親がフルーツカッティングを始めたのも、ブドウ栽培を始めた長男を助けるため。彼がジェラート店の店長というのも名ばかりで、母親が積極的に店頭に立ってアピールしているのを、政憲はいつも横でボーッと見ているんです。

 

 しかし、そうした親バカっぷりも実らず、政憲は最近は自宅周辺から離れず、ほとんど引きこもりのような状態でした」(別の近隣住民)

 

 周囲との関係が希薄だったように見える青木容疑者。しかし、事件前日には珍しく彼の様子が目撃されていた。

 

 正道氏の自宅前をよく通る住民が、当時、本誌にこう証言している。

 

「24日の夕方6時半ごろ、私が勤務先から帰宅していると、青木容疑者と3人組の男性が事件現場となったあの家の玄関先の路上で話し込んでいるのを見かけました。

 

 最初は相談ごとかと思ったら、青木容疑者は一方的に怒っていて、揉めているようでした。その内容はわからなかったのですが、ふだん見かけること自体がなかったので、驚きました。あのやり取りが事件につながっていたとしたら……怖いです」

 

 親から与えられた、恵まれすぎている境遇に気づけなかった青木容疑者。4人もの命を奪った男の末路はどうなるのか。

( SmartFLASH )

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