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「選挙で多忙」「議論なくて」川勝・静岡県知事「返上給料440万円」ちゃっかりゲットするも批判受け「やっぱり返上」のグダグダ

社会・政治 投稿日:2023.07.12 21:40FLASH編集部

「選挙で多忙」「議論なくて」川勝・静岡県知事「返上給料440万円」ちゃっかりゲットするも批判受け「やっぱり返上」のグダグダ

写真・時事通信

 

 静岡県の川勝平太知事が、自身の給与を返上する意向を、7月12日の県議会で明らかにした。

 

 川勝知事は「私の給与返上に関しまして、県議会をはじめとして、県民のみなさまに十分に私の考えをお伝えしておらず、不信の念を至らせてしまったことをお詫び致します」と陳謝。

 

「給与を返上するための条例案の議会への提案に向けて、さまざまな努力や調整をしましたが、議員の方々の『辞職勧告決議は給与返上を求めるためのものではない』というお考えや、『給与の返上と自らの責任の取り方には関係性がない』とのご意見等を踏まえ、当時提案を見送ることと致しました」と釈明。

 

 

 そのうえで、「給与を返上するための条例案を提案したいとの思いはその後もまったく変わっておりません」と、給与の一部を返上する条例案を、9月の県議会で提出すると語った。

 

 川勝知事は、2021年10月の参院選で、野党系候補を応援。その際の演説で「(御殿場市には)コシヒカリしかない。飯だけ食ってそれで農業だと思っている」などと発言し、「県知事としてあるまじき発言」「明らかな差別」と非難が集中。

 

 同年11月、県議会が辞職勧告決議を可決したことを受け、「全額県民にお返しする」と明言し、給与やボーナス合わせて約440万円を返上するとしていた。

 

 しかし、7月3日、川勝知事が返上するとしていた給与やボーナスが満額支給されていたとNHKが報道。その後、各メディアから取材を受けた川勝知事は、

 

「議会で(返上の)承認をもらえないと、報酬の件は自分で決められない。勝手に返上できない」
「知事選、参院補選、衆院選と激しい選挙があって、そのあと議会が私に対して厳しくなった。その過程で、給料の返上は(議会に)相手にされなかった」

 

 などと弁明。報酬を返上するため条例を改正しようとしたが、議会があくまで知事の辞職を求めたため、返上できなかったと説明した。県民との約束を守れなかったのでは、という記者の質問に対しては「約束をしていません」とも発言している。

 

 川勝知事は、7月11日の定例会見でも、

 

「2022年4月からは参議院選挙があった。2023年春の統一地方選に向けて議員も緊張した状態だった。今回の議会でも(報酬返上という)議論は出なかった。(報酬返上の条例案を)出しても通らなければ、何のためかということになる」

 

 と発言している。440万円をちゃっかりゲットしたものの、やはり返上するとした川勝知事のドタバタぶりに、SNSでは

 

《県民として恥ずかしいです》

 

《空々しいとはこの人のためにある言葉》

 

《なんで静岡県民はこの人を選び続けるんだ。問題はそこだと思うけど》

 

 など、呆れかえる声が多数。川勝知事がリニア工事に対して次々と難癖をつける姿勢にも批判が多く、

 

《返さなくていいから、今すぐやめてくれ。リニアを妨害しない知事に替えてください》

 

 という意見まである。《つくづく自分に甘いご都合主義》との批判も致し方ないのではーー。

( SmartFLASH )

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