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沖縄県警「高校生失明事件」在宅起訴されていた警察官「停職1カ月」の処分に「軽すぎる」猛批判

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.07.15 16:29 最終更新日:2023.07.15 16:30

沖縄県警「高校生失明事件」在宅起訴されていた警察官「停職1カ月」の処分に「軽すぎる」猛批判

暴動により割られた、沖縄警察署の玄関ドア。署の前に掲げられた掲示板も破壊されていた

 

 事件が起きたのは、2022年1月27日未明だった。沖縄市宮里の路上で、バイクを運転していた男子高校生が、巡回中だった沖縄署の男性巡査に警棒で殴られ、右目を失明した。

 

 当初、男性巡査は「停止を求めたが、進行してきたので手を伸ばして止めようとして接触した」と説明。一方、被害高校生は「隠れていて、突然、飛び出してきて、警棒を水平打ちして殴打された」と主張。沖縄署前には抗議をするため少年らが多数、集まり、署に対して投石をおこなうなど、暴動が勃発した。

 

 

沖縄県警は調査をおこない、9月に男性巡査を特別公務員暴行陵虐致傷の疑いで書類送検する方針を固め、起訴を求める『厳重処分』の意見をつけました。11月になってようやく署長、副署長らが高校生とその家族に面会、『警棒の使用は不適切だった』と謝罪しました」(地元ジャーナリスト)

 

 本誌は2022年11月、失明した高校生の母親に話を聞いていた。

 

「やっとここまできたかという思いです。書類送検されて裁判はこれからです。警察は謝罪に来ましたが、いまだに『制止した』と言っていましたから、裁判でもそう主張するかもしれませんね。

 

 息子は前向きに生きています。『早く解決させて前に進みたい』と言っていますが、これから裁判だというと、『これからか……もう関わりたくない』と言っていました」

 

 高校生は周囲に「見えないものはしょうがない。早く全部終わらせたい」と語り、前向きになっていたという。

 

 そして、2023年6月に那覇地検が「特別公務員暴行陵虐致傷」ではなく「業務上過失傷害」の罪で巡査を在宅起訴。これを受けて7月14日、県警は巡査に停職1カ月の懲戒処分を下した。この処分に高校生は弁護士を通じて「軽い処分でショック。言葉にならない」とコメントをしている

 

 ネットのニュースサイトにも

 

《警察は強引過ぎるし、失明させておいて停職1ヶ月?軽くない?》

 

《ぶつかったんじゃなくて殴った事 それを隠蔽しようとした事 嘘はだめ》

 

《目潰しても停職だけで済むんだな》

 

と、被害者を擁護する声が集まっている。

( SmartFLASH )

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