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河野大臣、エストニア視察に「いま行く必要ある?」マイナカード問題山積も「方向性に間違いなし」発言に疑問集中
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.07.16 14:45 最終更新日:2023.07.16 15:03
外遊中の河野太郎デジタル担当大臣は7月14日、エストニアを訪問した。外遊の眼目は、現在、多くのトラブルで返納数が急増中のマイナンバーカード対策を念頭に、デジタル化で先行する国々の取り組みの視察だ。
「河野大臣は、電子投票や自動運転配達の現場を視察。また、エストニアのカラス首相と会談し、デジタル分野での協力強化で一致しました。
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エストニアは、日本におけるマイナンバーカードに当たるIDカードの普及率が98%に及ぶ、世界最先端の『電子立国』として知られています。身分証明書や健康保険証、運転免許が一元化されており、薬局ではIDカードが処方箋代わりになるなど、ほぼすべての行政サービスがオンラインで可能です。河野大臣にとっては、まさにマイナンバーカードをもとに目指すべき、日本の姿でしょう。
こうした行政のデジタル化について、意見を交換した河野大臣は『(マイナンバーの)方向性に間違いはない』と、日本でのマイナンバーカードの取り組みに自信をみせました」(政治担当記者)
マイナンバーカードについては、普及率でも活用についても、エストニアに遠く及ばない日本。「方向性に間違いはない」というものの、目前には問題が山積している。
トラブルが頻発した日本では、河野大臣がトップを務めるマイナンバーカードの「総点検本部」が稼働中だ。8月上旬の中間報告を控えるなかでの外遊に、自民党・世耕弘成参院幹事長は「いくばくか懸念を持った」と発言するなど、身内からの風当たりも強い。7月11日の会見で河野氏は、不在中の国内業務にはオンラインで参加し、副大臣等に陣頭指揮を執ってもらうと発言した。
河野氏の外遊と、「方向性に間違いなし」との結論に、疑問の声がSNS上に数多く寄せられている。
《今頃エストニアまで行って、確認する必要があるのかね?初めにやってることじゃないの?》
《方向性は間違っていないのかも知れないけどそれ以前の問題が山積しているという事に気付きましょう》
《そんな表敬訪問しても、何も分からんし、分かることは日本にいても分かる。足下がいろいろ大変やのに、どこ行ってるのや》
外遊で得た知見が、しっかりと日本で活かされるとよいが……。
( SmartFLASH )