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【旧統一教会問題】「マザームーン」山本朋広氏、山際大志郎氏に続き公認へ「手を切るつもりなし」自民党に集まる不信感
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.07.20 17:45 最終更新日:2023.07.20 17:45
7月19日、自民党神奈川県連は、次期衆院選神奈川4区の公認候補予定者となる同区支部長に、山本朋広元副防衛相(比例代表南関東ブロック)を選んだ。県連は近く党本部に上申する。
山本氏は2017年に旧統一教会(世界平和統一家庭連合)主催の会合に出席した際、韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁を、最大級の賛辞を意味する「マザームーン」と呼んだうえ、「本当にみなさまには我々、自民党に対して大きな力をいただいていることを、あらためて感謝申し上げたい」と述べる様子が報じられ、批判が殺到。支部長選任が保留されていた。
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「山本氏は、旧統一協会との関係を記者から追及され、しどろもどろになったうえ、記者たちの姿を見かけると、おもむろにスマートフォンを耳にあて、会話している様子で記者の追及から逃げる姿まで報じられました。
また、韓総裁を『マザームーン』と呼んでいた理由を問われ、『名前を言い間違えるのはたいへん失礼になる』という趣旨の回答をするなど、その対応を疑問視する声も上がっていました」(政治担当記者)
神奈川では、山本氏と同様に旧統一教会との関係が指摘され、2022年10月、経済再生相を事実上、更迭された山際大志郎衆院議員が6月、神奈川18区の支部長に選ばれている。
山際氏に続き、旧統一協会との関係が注目を集めた山本氏も支部長に選ばれたことに、SNSでは批判的な声が多く上がった。
《記憶がなくなる山際大志郎氏も、マザームーンに花束の山本朋広氏も当然のように出てくる。有権者なめてるね…》
《党としても、全然、手を切るつもりはないんだな》
《山本朋広は、統一教会との関係性について記憶をなくすは、質問には答えないわ、誠実さが全くないっていうのに…》
《もう喉元過ぎたとでも?》
山本氏は2012年、2014年の衆院選では浅尾慶一郎氏(2012年はみんなの党、2014年は無所属)に敗れ、2017年、2021年の衆院選では立憲民主党の早稲田夕季氏に小選挙区で敗れ、比例復活している。
浅尾氏が、2022年参院選の神奈川選挙区から自民党公認で出馬し、当選したため、保守分裂は避けられるという面も。次期衆院選では、重複立候補を辞退、退路を断つ姿勢を示したという山本氏。教団との関係を断つ宣誓書も提出したというが、5度めの挑戦を、旧統一協会の支援なしで勝ち抜くことができるだろうか。
( SmartFLASH )