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岸田首相、ようやく豪雨被災地を視察「いまさらなんだよ」「来るのが遅すぎる」…外遊優先、連夜の会食に批判殺到

社会・政治 投稿日:2023.07.28 12:40FLASH編集部

岸田首相、ようやく豪雨被災地を視察「いまさらなんだよ」「来るのが遅すぎる」…外遊優先、連夜の会食に批判殺到

被災地を視察した岸田首相(写真・時事通信)

 

 7月27日、岸田首相は、記録的な大雨で大規模土石流が発生し、1人が亡くなった福岡県久留米市の被災地を視察した。

 

「首相は被害を受けた住宅の前で、担当者から発生当時の状況や復旧に向けた取り組みなどの説明を受け、被災者とも面会しました。早急に激甚災害の指定に向けた手続きに入るよう指示すると明言したのですが……。

 

 

 大雨が降ったのは10日ですから、2週間以上たってからの現地入りです。そのため、SNSでは『いまさらなんだよ』『来るのが遅すぎる』などの怒りの声が集まっています」(政治担当記者)

 

 怒りの理由はそれだけではない。前日26日、岸田首相は、やはり大雨被害にあった秋田県の知事・市長とオンラインで意見交換をした。

 

「今回の大変な大雨のなかでお亡くなりになられた方に心から哀悼の意を表し申し上げるとともに、すべての被災された方々にお見舞いを申し上げます」と語ったが、こちらも被害は14日から始まっているわけで、実に12日も放置したことになる。SNSでは、《涼しい部屋でやってる感だけ演出》などの批判が寄せられた。

 

「岸田首相は、全国で線状降水帯が発生して豪雨に見舞われていたにもかかわらず、7月11日から14日までリトアニアとベルギー、16日から19日までサウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)、カタールを訪問しました。松野博一官房長官などに災害対応を指示したといいますが、災害を軽視する姿勢に、多くの国民から不信感を持たれました。

 

 この間、G7広島サミットのとき、国内が大洪水に見舞われたイタリアのメローニ首相が、災害対応を優先するため会議を残して帰国したこととも比較されています」(同)

 

 岸田首相は、海外歴訪から帰国後、栃木県足利市を訪れるなどしているが、やはり被災地は後回し。それだけではない。

 

「連日連夜、自民党の要職者たちとの会食日程を入れていたんです。福岡入りする前日の7月26日は、昼に麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長、松野官房長官とホテルの中華料理店で会食。

 

 夜は銀座の日本料理店で加藤勝信厚生労働大臣、横倉義武元日本医師会会長と会食しています。

 

 また7月20日には、岸田首相が菅義偉前首相の事務所を訪ねるという驚きの行動もありました。永田町では、これらの会合を『支持率下落についての相談だろう』と見ています。

 

 せめて激甚災害の指定だけでも速やかにやればよかったのですが、指示したのは久留米市を訪れたその日でしたから」(同)

 

 岸田首相は夏休みをはさみ、日本各地を行脚していくという。国民の声を聞くのは大切だが、このままでは「支持率が急落して汲々としている」としか思われないのではないか。

( SmartFLASH )

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