「盗撮ハンター」3人組を逮捕「会社にバレたらクビ」「人生台無し」の脅し言葉で100万円ゲット

画像はイメージです（写真・AC）

　昨今、痴漢や盗撮犯を私人逮捕する様子を配信するYouTuberが一部で人気を博しているが、それを悪いほうに利用した、いわゆる「盗撮ハンター」の男3人が逮捕された。

　営利略取と恐喝の疑いで逮捕されたのは、松岡洸太郎容疑者（34）、笹尾翼容疑者（33）、酒井勇志容疑者（26）の3人。2022年8月、東京・池袋駅前で、女性の下半身を盗撮していた30代の男性に声をかけ、示談金名目で現金100万円を脅し取った疑い。

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　報道によると、笹尾容疑者が盗撮していた男性に声をかけ、腕をつかむと「携帯出せよ、認めなかったら警察に連れていく」と脅し、近くの商業施設に連行。

　時間差で、被害女性の代理人を装った松岡容疑者が現れ、「示談金は最低100万円ほしい。払えないなら警察に行くしかない。このことが会社にバレたらクビだよ。人生台無しになる」などと男性を脅し、現金を要求したとのこと。

　男性は、指示されるがまま、その日のうちに消費者金融から借り入れた100万円を渡したが、後日、盗撮を認めたうえで警視庁に相談したことで事件が発覚。防犯カメラの映像などから、3人の特定に至った。警視庁は、余罪が多数あると見て捜査しているという。

　盗撮犯を見つけ、それを恐喝に利用していては、いったいなんのハンターなのかわからない。ニュースのコメント欄には、

《こーゆー正義の味方を振りかざしてる奴らってYouTubeとかでも結構見るけど、結局最終的には自分らの私利私欲の為の金儲けに繋がる事が目標なんだと改めて分かりました》

《悪の上行く悪っているんですね。情けない世の中になってしまったもんです》

《示談目的のこんな輩が出てくるだろーなーって思ってた》

《悪い事をする奴らを狙う奴はある程度の犯罪行為に一定数いる。今は知らないけど受け子や詐欺師を叩いたり、闇金から飛ぶ目的で組織的にやってたり。こんな事で飯食う人らもいるんだと驚かされると同時に、世も末なんだなと思わされる事件》

　といった声が寄せられている。たしかに、悪が悪を利用しては「世も末」だ。

( SmartFLASH )