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林真理子理事長「改革は6合目から後ずさり」日大会見に酷評相次ぐも、玉川徹氏は「そんなに責められる話ではない」と擁護

社会・政治 投稿日:2023.08.09 17:40FLASH編集部

林真理子理事長「改革は6合目から後ずさり」日大会見に酷評相次ぐも、玉川徹氏は「そんなに責められる話ではない」と擁護

 

 日大アメリカンフットボール部の学生寮で、部員が乾燥大麻覚醒剤成分を含む錠剤を所持した容疑で逮捕された事件。8月8日に、林真理子理事長らが記者会見をおこない、謝罪したが、会見内容に波紋が広がっている。

 

「会見によると、7月6日時点で、逮捕された部員の寮から植物片のようなものを発見していたといいます。しかし、警視庁に事実を報告したのは約2週間後だったと。

 

 

 酒井健夫学長は『違法薬物との確信はなく、学生へのヒアリングを実施してから相談しようと思っていた』と説明。澤田副学長も『反省させて自首させたいと考えた』と釈明しましたが、世間からは『隠蔽と言われても仕方がない』と批判が殺到しています」(週刊誌記者)

 

 8月2日、林理事長が報道陣に「違法薬物は確認できていない」と否定したことも、事態を混乱させた。直後に、警察が大麻と覚醒剤成分を押収したと発表。林理事長は、今回の会見で「ギリギリまで学生の潔白を信じたいという気持ちでいっぱいだったので、そのような発言になったと思う。私に情報があがっていないということはない」と釈明している。

 

 一夜明け、朝のワイドショーで日大の会見が槍玉にあがった。『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は、2018年におきた悪質タックルの炎上会見を引き合いに出し、「あれの再放送を見ている感じがしました。登場人物が基本ブチギレて逆ギレしているという方向性は、ほぼほぼ同じ」とバッサリ。

 

めざまし8』(フジテレビ系)では、解説委員・風間晋氏が「みなさん、『林理事長、大丈夫か?』と思われたんじゃないか。ご自身で、私の役割は経営だとおっしゃっていましたが、いま最大の経営課題は信頼の回復。そのためには悪い情報を早くあげさせるのが必須だと思うが、そこがうまくいってなかった」と指摘している。

 

 一方、一部では林理事長を擁護する声も。元テレビ朝日社員の玉川徹氏は、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)にて、こう語っている。

 

「林さんがそんなに責められる話ではないと思っているんです。絶対にやめたりしないでほしい。むしろやりやすくなるんじゃないかな。

 

 林さんの下にいる人たちの、あまりうまくない対応がこういうふうなところまで引っ張っているんだから、『ちゃんとやれ』と(言える)。理事会で学長や副学長を替えてもいいじゃないですか。林さんはやめないで続けてほしい」

 

 日大は、2018年に悪質タックルが問題化し、2021年には田中英寿元理事長の脱税事件が発覚するなど、トラブル続きだった。そこに白羽の矢が立ったのが、林理事長だ。

 

「2022年7月に理事長へ就任した林さんは『まともな人間がまともなことをすれば、この大学を再生できると信じています』と宣言。不祥事続きの日大を改革するというのですから、『火中の栗を拾うようなものだ』と驚きと懸念の声が多く寄せられました。

 

 ちょうど先月開かれた就任1年の会見では、イメージ回復への改革は『いまは6合目』と手応えを語っていました。

 

 しかし、今回の騒動でイメージは後退。会見でも『6合目からかなり後ずさりしてしまった感が免れない。これは本当に無念なこと。後ずさりしたけど、これを大きな契機と考え、ここで体力つけてまた一気に7合目まで登っていきたい』と語り、前向きの姿勢も見せています」(前出・週刊誌記者)

 

 事態の収拾には、しばらく時間がかかりそうだ。

( SmartFLASH )

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