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韓国産 “流出” ブドウに馳浩・石川県知事の “スープレックス” が炸裂「似て非なるシロモノ」…本物は1房1万円なのにニセモノは2000円
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.08.11 16:30 最終更新日:2023.08.11 16:41
馳知事は8月2日から訪韓。現地で栽培されている、石川県が開発した「ルビーロマン」を試食した。その感想を、8月3日の自身のブログで、こう綴っている。
《味わってみたら、期待外れでがっかり。(中略)味は水っぽいし、色は薄く、一体どこがRubyなのか?そして不揃いで、粒と粒の間に隙間があるし、大きさも揃ってなくて、表皮のハリも艶もない。似て非なるシロモノ。こんなブドウがルビーロマンを名乗っている事が理解できない。石川県産の本物のルビーロマンを、韓国の生産者や消費者に食べさせてあげたい。これが本場のルビーロマンなんだよ、と》
【関連記事:シャインマスカット中国流出「損失100億円」で蒸し返される「柴咲コウ」の名前】
「ルビーロマンは、石川県が14年かけて開発した品種で、粒の大きさや糖度など、厳しい基準が設けられています。県と契約した農家しか栽培できない高級ブランドで、2023年7月の初セリでは、1房160万円の値がつけられ、通常でも1房1万円以上はします」(週刊誌記者)
ところが、2021年、韓国でルビーロマンの名前で生産、販売されているブドウがあることが発覚。DNA鑑定の結果、石川のルビーロマンと一致することが、2022年9月に明らかになった。苗木は厳重に管理されていたが、なんらかのルートで流出したとみられている。
これに対し、馳知事は「憤懣やる方ない。農林水産省には韓国側に抗議してほしい。同じことが2度と起きないよう、外務省や経済産業省、特許庁にも対応をお願いする」と怒りをあらわに訴えている。
「馳知事は、そのときから “偽ルビーロマン” を実際に食べてみたいと希望しており、今回の訪韓でようやくそれが実現しました。ソウル近郊のスーパーで、1房約2000円で販売していたのを、県の職員が探してきたということです」(週刊誌記者)
SNSでは、
《泥棒どもにノーザンライトスープレックスかましたれ》
《馳さんGJ!。こういう外国視察ならどんどんやってほしい》
など、馳知事へのエールとともに、
《韓国は盗むだけでなく品質を落としてブランドを貶めるから本当に頭にくる》
《種苗法でちゃんと生産者の権利を守らないと、低品質で安価な偽ブランドに評価を貶められるのです。法改正の邪魔をした連中は、はっきり言って犯罪の片棒を担いだのと同じですよ》
と、憤る声も多数ある。
近年、日本で開発された「ブランド品種」の海外流出が相次ぎ、被害が深刻化している。ルビーロマン以外にも、「シャインマスカット(ブドウ)」「章姫(イチゴ)」「レッドパール(イチゴ)」などが韓国や中国などに流出。
シャインマスカットは、中国での栽培面積が日本の30倍になっており、損失額は年間100億円以上とされている。
不正流出を防止するため、2021年4月に改正種苗法が施行されたが、種苗が海外に持ち出されると適用できず、現地で品種登録をしない限り、取り締まることはできない。
ルビーロマンは、海外での品種登録をおこなっておらず、栽培や販売を止めることは不可能。残された手段は「商標登録」だという。
「以前、韓国では『ルビーロマン』が勝手に商標登録されていましたが、現在は韓国の特許庁が『日本のブランド』だとして無効にしています。現在、石川県も商標を出願中ですが、それが認められれば、韓国で『ルビーロマン』の名前で販売することはできなくなります」(週刊誌記者)
やられっぱなしで、いいはずがないーー。
( SmartFLASH )