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【自民党役員人事】小渕優子議員、党3役で処遇が濃厚 閣僚では国会で「ドリル事件」が蒸し返される危険が

社会・政治 投稿日:2023.08.18 15:51FLASH編集部

【自民党役員人事】小渕優子議員、党3役で処遇が濃厚 閣僚では国会で「ドリル事件」が蒸し返される危険が

小渕議員は26歳で初当選。衆院議員歴は23年を超えた(写真・時事通信)

 

 「9月にもあるではないか」といわれている、内閣改造と自民党役員人事に向けて永田町がかまびすしい。話題の中心は、マイナンバーカードトラブルで矢面に立たされている河野太郎デジタル大臣と、フランス視察での「エッフェル塔ポーズ」が炎上した松川るい参院議員を厳重注意した、小渕優子衆院議員・党組織運動本部長だ。

 

「河野大臣は岸田文雄首相の“弾除け”のように批判を一身に受け、大臣給与を3カ月、自主返納することも発表しました。各マスコミの政治記者に話を聞くと『首相は、マイナンバー総点検の最終報告の期限である11月末までは、河野大臣に任せる』ということなので、留任は濃厚です」(週刊誌記者)

 

 

 小渕議員はどうだろうか。

 

「現在、自民党の女性議員比率は衆参両院で11.8%。茂木敏充幹事長は、今後10年間で女性議員比率を30%に引き上げる計画を発表しました。首相は女性活躍の象徴として、小渕さんの処遇を考えています。

 

 小渕さんは2008年、34歳のときに麻生太郎政権で少子化対策大臣として初入閣。しかし2014年、経済産業大臣のときに政治資金問題で、大臣を辞任しました。そのとき、事務所にあったパソコンのハードディスクがドリルのようなもので破壊されていることがわかり、それからネットなどでは『ドリル優子』とありがたくない名前で呼ばれています。有罪判決を受けた秘書の執行猶予が明けた2018年からは『党沖縄振興調査会長』『政務調査会長代理』など党の要職を担うようになりました。

 

 父の小渕恵三元首相が亡くなってから、青木幹雄元官房長官(故人)や森喜朗元首相などが『親代わり』になってきました。その森さんが『幹事長に』と猛プッシュしています」(政治担当記者)

 

 閣僚ではなく、党3役というところにも「親心」が透けて見えるという。

 

「閣僚だと、国会の委員会などで答弁をしなければなりません。政治資金問題では歯切れが悪い答えに終始して批判されたので、それが蒸し返される可能性があります。そのときに答弁が立ち往生したり、当時の答えと食い違ったりしたら、審議がストップすることも考えられますから、記者会見しかない党3役へ、というわけです」(自民党関係者)

 

 元衆院議員で「薄口政治評論家」のタレント、杉村太蔵も、8月16日放送の『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)で「小渕優子さんって国会議員の間、永田町のかいわいで、すごく高い評価(がある)。悪く言う人を、聞いたことないくらい。いま、あえて女性初の自民党総裁っていうと、小渕優子さんがいちばん可能性が高い」とコメントした。しかし、これを報じたニュースサイトには《内部で悪く言う人は誰もいないのに、国民のほとんどはドリルのイメージが払拭できず、そりゃ説明してないからね》《国民にはドリル優子として刷り込まれています。なかなか、そのイメージを払拭するのは容易でないと思います》 《幹事長に就任するなら、まず証拠隠滅の経緯を国民が納得する説明をきちんとする事が必要だよ》など、批判の声が多かった。

 

 国民的にはまだ“禊”は終わっていないということだ。

( SmartFLASH )

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