社会・政治
松川るい議員を待ち受けるイバラ道…衆院くら替えも副大臣も吹っ飛んで、地元関係者は「次の選挙はいっさい応援しない」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.08.23 15:20 最終更新日:2023.08.23 15:20
フランス研修中、パリのエッフェル塔前でおどけたポーズの写真を撮り、SNSにアップ。「まるで観光旅行だ」などと批判された自民党の松川るい女性局長が辞表を提出し、8月22日に受理された。
「22日の午前中に、自民党役員連絡会が予定されていました。およそ20日間、表に出てこなかった松川さんも出席するはずでしたが、21日に、突如、茂木敏充幹事長に辞表を提出しました。
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ある野党議員は『マスコミを怖がって敵前逃亡したんだろう』と言っていましたね。松川議員は周囲に『私はいじめられている』『私を貶めようとしている人がいる』と言っているそうです」(自民党関係者)
これまでテレビなどで歯切れのいい政策討論をしてきて、次世代のホープとみられていたが、今後はどのような議員人生になるのだろうか。ある自民党議員は「イバラの道だよ」と言う。
「2016年7月、参院議員に初当選して、2020年9月には防衛大臣政務官に抜擢された。大臣ポストがなかなか回ってこない参院議員としては、スピード出世といえるね。
2022年7月の選挙で2期目の当選をして、今年の9月にあると言われる内閣改造では副大臣になるとみられていたけど、その芽もなくなった。しばらくは党の役職にも就けないだろう。会見でエッフェル塔を蒸し返されるだろうから」
松川議員が「衆院への鞍替えを模索していた」という情報もあった。
「10増10減で選挙区が増えた東京選挙区からの出馬を考えていたようです。立候補者の公認に影響を持つ茂木幹事長にお願いしたという話も出ていて、所属している安倍派から茂木派に移るという噂も流れました。それも、今となっては霧消しましたが」(前出・自民党関係者)
そうなると、5年後に大阪選挙区から参院選に出馬となるだろう。しかし、古参の自民党府議は「わしらは応援も何もしまへんで」と厳しい。
「ご承知のように、大阪は維新が席巻しています。来るべき衆院選も自民党候補者は相当苦戦するでしょう。だからみんな、必死になって活動しています。あっちこっちの夏祭りをハシゴして挨拶しているんです。
それなのに松川さんは何もしません。自分の選挙のとき、みなさんにどれだけお世話になったのかすっかり忘れてるんでしょう。それか『やってもらって当たり前』と思っているのか。
そのうえに今度の騒動です。わしらが松川さんに代わって府民のみなさんに謝りっぱなしです。次の松川さんの選挙、ほとんどの自民党員は応援しないのと違いますか」
自ら蒔いた種とはいえ、まだまだ逆風はやみそうもない。
( SmartFLASH )