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「昭恵さんへの出資者」が愛人に覚醒剤で逮捕…安倍氏の写真使って暗号資産売りさばき、執行猶予中でもクルーザー大豪遊
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.08.29 06:00 最終更新日:2023.08.29 18:27
8月21日、覚醒剤取締法違反の疑いで、淡路明人容疑者(57)が警視庁に逮捕された。いわくつきの人物の逮捕に政界がざわついたが、まずは今回の逮捕の経緯を振り返る。
警視庁担当記者が語る。
「淡路氏は7月、愛人にしていたAV女優に無理やり覚醒剤を吸引させ、警視庁目黒警察署に駆け込まれたのです。淡路氏は、自ら目黒警察署に出頭し、薬物検査を受けるなどして潔白を主張し、逮捕後も容疑を否認しているようです。
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一方で、女性に対して『1億円を支払うから(被害)届を取り下げてほしい』と、連絡を取っていたといいます」
じつは淡路容疑者、元衆議院議員の秋元司氏のカジノ汚職事件に関与したとして、2020年に執行猶予付きの有罪判決を受けている人物だ。
「秋元氏は、中国企業から総額760万円あまりの賄賂を受け取ったとして逮捕されました。起訴後に保釈された秋元氏は、淡路氏らと共謀し、贈賄側に偽証を求めたのです。
結局、秋元氏の裁判では、淡路容疑者は検察側の主張に沿った証言をおこない、秋元氏には懲役4年の判決が下りました(その後、控訴)。証言中には、『秋元さんは優秀な政治家だ』と泣いてみせたこともありました」(同前)
秋元氏は、今回の淡路容疑者の逮捕を知って、「また俺の名前が(マスコミに)出るのか」と苦笑したという。
もともと淡路容疑者は、北海道札幌市のWEB制作会社「48ホールディングス」を経営し、2015年ごろから「クローバーコイン」と称する独自の暗号資産を販売。「1カ月半で10倍に値上がりする」などと虚偽の説明をして192億円あまりを集めたが、2017年に国税庁と消費者庁の強制捜査を受け、特定商取引法違反でマルチ商法の取引停止命令を受けた。
別の社会部記者が解説する。
「わずか2年で、約3万5000人にまで被害が広がったのは、淡路容疑者が自民党関係者との親しさをウリにしていたからです。2016年には、安倍晋三元首相が主催する『桜を見る会』と、前夜祭に出席。
安倍元首相や昭恵夫人らと撮影した写真を事務所に飾り、コインの購入希望者に見せ、販売促進に使っていました。『これ、安倍さんからだよ』と、携帯の着信履歴を見せることもあったそうです」
また、昭恵夫人が取締役を務める企業が運営する山口県の宿泊施設『ウズハウス』に出資。国会でも取り上げられた。
自民党関係者が語る。
「昭恵さんが出資を求めたわけではなく、クラウドファンディングで出資者を募り、淡路容疑者がこれに応じたのです。ですが、淡路容疑者はハウスのオープンニングパーティに出席し、またも安倍元首相とツーショットで写真を撮っていますし、昭恵さんも席上で『ウズに共感してくれた人』と、周囲に紹介していました」
淡路容疑者は、コイン購入者に返金を通知したが、今も大半の人に返されていない。
「にもかかわらず、今回の逮捕まで毎晩のように大阪・北新地の高級クラブをはしごし、ハワイに別荘を構えるなど、贅沢三昧な生活を続けていました」(前出の社会部記者)
大型クルーザーの艇内でくつろぐ淡路容疑者の写真は、2021年に撮影されたもの。すでに暗号資産事業は破綻し、先の事件で執行猶予中のことだから呆れる。
もっとも、今回の “シャブ逮捕” で有罪になれば、執行猶予が取り消されて収監されることになる淡路容疑者。今度ばかりは、命運が尽きたようだ。