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「次は口封じか」ビッグモーター全従業員に「情報出すな」誓約書に呆れる声「ルール破っても利益出せと教育されたのに」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.09.08 15:30 最終更新日:2023.09.08 15:30

「次は口封じか」ビッグモーター全従業員に「情報出すな」誓約書に呆れる声「ルール破っても利益出せと教育されたのに」

写真:ZUMA Press/アフロ

 

 ビッグモーターは、9月5日、全従業員に対し「秘密保持に関する誓約書」への署名捺印を求めた。社内の情報を外部に流出させないための通達だ。6日、西日本新聞などが報じている。

 

「ビッグモーターによる一連の不正行為や、社内のパワハラなどの実態は、おもに社員によるメディアへの情報提供で明らかになったものです。

 

 同社はこの通達について『一般企業でも社内情報を持ち出さないのが常識』としていますが、出てほしくない情報を出さないようにしたい、という思惑があるととられるのは当然でしょう。

 

 

 この誓約書には、情報を漏らした場合の法的責任の負担や懲戒処分、損害賠償を求めるとの記述もあるようです」(週刊誌記者)

 

 SNSには、

 

《次は口封じかい。何で発想がこうパワハラ体質なんだ・・・》

 

《ビッグモーターの体質が何も変わっていないことがこれではっきりしたし、これからは沈み行く船から社員がどんどん逃げ出すのでは?》

 

《ルールを破ってでも利益を出せと教育された社員に社内情報ばらすなって誓約書書かせるの面白いな》

 

 など、呆れる声が多数見られる。

 

「不正がまん延していたビッグモーターでは、社内からの内部告発があっても、上司や経営陣がそれをもみ消していたと指摘されています。

 

 社員数301人以上の企業には、通報窓口を設置し、通報者を保護する『内部通報制度』の整備が義務づけられていますが、同社は未整備だったことで、消費者庁から報告を求められていました。

 

 9月4日には、ビッグモーターから消費者庁に文書による報告があったようですが、秘密保持の誓約書は、こうした内部通報を心理的に抑制しかねない、と指摘する声もあります」(同)

 

 9月6日には、神奈川県警がビッグモーターの県内3店舗を、器物損壊の疑いで家宅捜索をおこなった。ビッグモーターの店の前の街路樹が枯れるなどしている問題は、全国の店舗で起きているが、この問題にからむ店舗への強制捜査は全国で初。今後は同様の捜査が全国でおこなわれる可能性がある。

 

 こうしたなか、予定されていた「いわき平塩店」(福島県)「大垣店」(岐阜県)の出店が白紙になったことが明らかに。8月には4店舗が閉鎖され、近隣店舗に統合されている。

 

 以前、ビッグモーターの公式サイトには「6年連続買取台数No.1」「車を売るならビッグモーター!」など派手な宣伝文句が並んでいたが、いまは「お車のことならお任せください」と、威勢のよさは微塵もない。もはや「ビッグ」ではいられないようだ。

( SmartFLASH )

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