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「在日中国人女性とスピード婚!」SNSで“怪しい”と話題の結婚相談所 中国人社長を直撃すると…

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.09.16 16:00 最終更新日:2023.09.16 16:00

「在日中国人女性とスピード婚!」SNSで“怪しい”と話題の結婚相談所 中国人社長を直撃すると…

名古屋市内のマンションに大量に投函されているというチラシ(同社ホームページより。本誌で一部画像処理しました)

 

 愛知県名古屋市にある結婚相談所のチラシが、SNS上で話題になっている。「在日中国人女性とスピード婚! 日本人男性会員募集中!」というキャッチコピーが、艶めかしい姑娘(クーニャン。未婚の若い女性のこと)の画像とともに掲載されているものだ。

 

 インフルエンサーのZ李氏が拡散したこのチラシは、名古屋市内で多数投函されているものだという。記載されている会社名は、「株式会社セイシュン」。青春なのか? キャンペーン中で入会費、月会費、登録料、お見合料がぜんぶ無料という太っ腹ぶり。

 

 

「ネット上では、“ちょっと怪しい。胡散臭い”と、ザワザワしています。なかには、『日本国籍を目当てにした偽装結婚を仕組んでいるのでは』と勘ぐる人もいます」(ウェブニュース記者)

 

 しかし、セイシュンは「日本ブライダル連盟」などの老舗事業者とも提携しており(事業者経由のサービス利用は有料)、HPでは500人超の在日中国人女性が在籍していると謳っている。

 

「セイシュン」の実態について、まずは「日本ブライダル連盟」に複数回問い合わせたが、担当者が不在とのことで、話を聞くことはできなかった。そこで、チラシにあった番号に電話をかけてみると、「はい」と自宅ふうに電話に出たのは、流暢に日本語を話す中高年男性。確認すると、セイシュンの王盛春(ワンセイシュン)社長だという。

 

「今ね、入籍が終わった会員の、『お祝い会』してたとこなんですよ。チラシに書いてあるとおり、ほかのところは入会料とかお見合料とか取ってると思うんですけど、ウチは結婚しないなら、そういうお金もらうのちょっとイヤなもんで。やっぱりね、結婚相手決まったときに、お金払ってもらう感じでね」

 

 と、率先して説明してくれる王社長。社名は、社長の名前から取ったようだ。

 

「ウチは運営方針でね、相場より安いですよ。結婚が成立して、120万から150万円くらい。これが国際結婚の相場ですよ」

 

 セイシュンのサイトには他社の料金が記載されている。それによると、国内A社は入会金や会費、手続料の合計で192万6000円。中国にあるB社の場合、各会費や現地渡航費など諸々で273万かかるらしい。

 

「日本に長く住んでる人、永住権を持ってる人を紹介してるんですよ、安心ですよ」

 

 王社長は、セイシュンがいかに安く、安心かを力説するが、婚活パーティーの口コミサイトでは、20代男性による以下のような書き込みもあった。

 

《せっかく順調に進んでたのにいざ結婚となった時結婚料を払って退会になった後すぐ離婚したいと言われてその後音信不通…もう2度と利用しないです。問い合わせても一度結婚まで行ってますのでその後は保証できないと…》

 

 この件を王社長に尋ねると、これまでの早口が少しスローダウンした。

 

「それはね……あまり宣伝したくもない話なんでね。でもね、それは日本人同士でもそうなんでしょう? しばらくお付き合いして、結婚ってなったときに、一緒に同棲でもして合わないって別れるのはあるでしょ。結婚の後はフォローもしますけど、別れちゃったら……ねえ」

 

 一方、50代男性はこのような書き込みをしている。

 

《お見合いしたら、飲食店といっていて、よくよく調べたら風俗の水商売だったとかなり、ショックだった》

 

 王社長は、この件については、こう答えた。

 

「仕事、何やってるかはねえ、日本人でも嘘つく人いるでしょ。確認したって、ホントのとこはわかるわけないでしょ。保険証とか見るけどね。誰と出会うかなんて、わかんないですよ」

 

 王社長が言うには、このようなトラブルは、どこの紹介所でもゼロにはできないものだという。しかし、セイシュンが実際に中国人女性の紹介をおこなっていることは、間違いないようだ。だが、そこから幸せな結婚生活にたどり着けるかどうかは、また別の話――。

( SmartFLASH )

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