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「エッフェル松川」議員が自民大阪府連会合出席「このままなら『ドリル優子』と同じに」身内から総スカン
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.09.18 17:15 最終更新日:2023.09.18 17:31
7月末におこなわれた自民党女性局のフランス研修で、松川るい参院議員(52)らがパリ・エッフェル塔前で撮影した不適切写真をSNSに投稿、物議を醸してから2カ月になろうとしている。
8月1日に同党の小渕優子組織運動本部長(当時)から注意を受け、女性局長を辞任した松川議員はそれ以降、永田町はもちろん、地元の大阪でも姿を見かけることがなくなっていた。
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本誌は9月8日、大阪『リーガロイヤルホテル』で開かれた稲田朋美衆院議員のセミナーに、松川議員が参加したという情報をキャッチ。壇上でのあいさつで
「私が投稿した不適切なもので、日々、懸命に暮らしている国民のみなさまの神経を逆なですることをしてしまった、信を失ったと思って、深く反省したところであります。そのなかで、しかし日々、毎日毎日、デマが流され、自分自身が廃人になるのではないかと思う、つらい日々が3週間、4週間もありました」
「ネットでたたかれ、いわれなきことでマスコミにたたかれたりすることが、これほど精神的につらいと初めて経験いたしました」
などと、マスコミ批判をしたことなどを報じた。しかしながら地元議員は「その発言が、逆に『だったら何が正確で何が間違っているのか、本人が記者会見をしたらええだけやないか』ということになり、府民の怒りの声が多くの議員に寄せられていました」と指摘する。説明責任を果たしていないという、至極、もっともな反響だ。
こうした有権者の批判が収まらないなか、9月15日に自民党大阪府連の会合が催され、府市議会議員役員、市町村議会議員役員、秘書、事務局スタッフなどが出席。そこには府連の政調会長でもある松川議員の姿があった。
「冒頭、松川議員から謝罪の言葉がありました。要約すると『ご批判を受け、もっと早く説明とお詫びを申し上げたかったが、環境が整わなかった。本日は内閣改造の区切りもあったので、説明させていただく』といった内容でした。どうして説明と内閣改造に関係があるのか言及はなかったですね」と、大阪府政関係者は苦笑する。
その後は「私のせいで、みなさまにご苦労をおかけして申し訳ありませんでした」「ほかの参加者は自民党の呼びかけで参加しただけ。すべては私の不徳の致すところ」といった言葉が続いたというが、前出の府政関係者は「イライラした感じが伝わってくる、とても早口の謝罪でしたね」と振り返る。
「相変わらず、言い訳が多かったですね。子連れの研修だったことには『自民党として子ども同伴もOKだった』と言ってましたが、それだったらなぜ、子どもの旅費を返金したのかについての説明はありませんでした。『バレたから返したんですか?』と勘繰られますよ。ほかにも『大使館にお守りを頼んではいない。旅行会社の添乗員に面倒をみてもらった』『会見を開かなかったのは、女性局長を辞任していたから』『党が一括対応するので(私が)対応をしてはいけないと慎んでいた』などの発言もありました。
また、途中帰国については認め、8月26日に党の大阪刷新本部が候補者選定などの面談をするので、それに出席するための帰国だったと説明していました。その後は、自身のセミナーに出たとかインドに行ったとか言ってましたな」(別の参加者)
「なんや知らんけど、この夏は松川さんの代わりになって、よう、有権者に謝っていましたわ」(府議会議員)と言うように、地方議員には、これまでの松川議員への不満がマグマのように溜まっていたようで、会合が進行するうちに、松川議員への批判のボルテージは上がっていったという。
「ある方は『府連は迷惑を被っているんですよ。政治家としての緊張感が欠如しているし、政治家としてのスキルにも問題がある。『マスコミがデマを言っている』というが、自分がどう言ったら、どういうハレーションがあるのか考えないといけない。ここできっちりケジメをつけないと』と、辞職を迫るような言葉も出ました。
さらに『このままなら、小渕優子議員が『あのドリルの』といわれるように、10年経っても『あぁ、あのフランスの松川議員』といわれますよ。小渕議員がいまでもそういわれるのは、きちっと国民に説明していないからです』と、記者会見を促す発言もありました。厳しかったですな」(別の参加者)
ある自民党関係者は「これまでの経緯を見ると、松川さんがこの騒動の当事者意識を持っているのか、はなはだ疑問ですね」と首を傾げる。そう思うのは、国民も同じだ。
( SmartFLASH )