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金与正氏「100万円ディオールバッグ」姿でまたも思い出される「ドリル優子」の「政治資金で高級下着購入」騒動
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.09.19 15:40 最終更新日:2023.09.19 15:40
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記のロシア訪問に随行した、妹の金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長が、フランスを代表する高級ブランド「クリスチャン・ディオール」の高級バッグを持っていたと、韓国の聯合ニュースなどが伝えている。
同ニュースによると、9月15日にハバロフスクの戦闘機工場を訪れた際に、与正氏が手にしていたとして「公式のオンラインストアの製品とくらべ若干、模様が異なる印象だが、これは照明のあたり方の影響とみられ装飾品は同じだ。値段についてはオンライン・ストアで960万ウォン=約100万円で販売されている」という。
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報道された写真を見ると、与正氏が右手に持っている、つや消しされた黒っぽい色のバッグからは高級感が漂っている。
「2006年、核開発を進める北朝鮮に対して、国連安全保障理事会で制裁決議が採決されました。北朝鮮へのぜいたく品の輸出が禁止され、日本も化粧品、革製バッグ、毛皮製品、宝石、乗用車などを禁輸対象にしています。しかし金委員長はスイス製の高級時計『IWC』を愛用し、李雪主(イ・ソルジュ)夫人もクリスチャン・ディオールのハンドバッグを使っていますから、北朝鮮の友好国経由で入手しているのではないでしょうか。
国連の報告書では、北朝鮮では1000万人以上の国民が飢えに苦しんでいるとされていますが、金一族や政府高官など特権階級はぜいたく三昧をしているのです」(北朝鮮ウォッチャー)
こうした「政治資金で高級ブランド品を買う」「政治資金を私的流用する」という疑惑は、洋の東西を問わないが、思い返されるのは、先ごろ、自民党の選挙対策委員長に就任した小渕優子衆院議員の政治資金スキャンダルである。2014年9月、小渕議員は政治資金で高級下着などを購入していたと報じられたのだ。
「小渕議員は、第2次安倍晋三改造内閣で、女性初の経済産業大臣に就任しました。しかし直後、『週刊新潮』が小渕議員の後援会関係者が参加した『観劇会』をめぐり、参加者から集めたとみられる収入と、劇場側への支出に約2600万円の差額があることを報じました。その際の東京地検特捜部による家宅捜索では、電動ドリルで破壊されたパソコンのハードディスクが発見され、いまも続く『ドリル優子』の異名の由来となっています。
結局、小渕議員は1カ月半で大臣を辞任。その際に地元・群馬の『下仁田ネギ』を政治資金で毎年約60万円分購入していたほか、高級下着に化粧品、ベビー用品、ワインまで政治資金で購入していたことが明らかになりました。また、ファッションデザイナーをしている実姉のブティックからも購入していたことがわかり、その額は3年間で330万円にもなっていたことで、批判を浴びました」(週刊誌記者)
国民の疲弊を無視してぜいたく三昧――。このままでは、金与正氏は「平壌のドリル優子」と呼ばれかねない。
( SmartFLASH )