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二階俊博氏 派閥研修で「力を示す」発言…「昭和で止まったメンタリティ」「国民そっちのけ」SNSで批判殺到

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.09.21 18:49 最終更新日:2023.09.21 19:04

二階俊博氏 派閥研修で「力を示す」発言…「昭和で止まったメンタリティ」「国民そっちのけ」SNSで批判殺到

派閥研修会であいさつする自民党二階派の二階俊博会長(写真・時事通信)

 

 9月20日、自民党の二階派(志帥会・41人)は、長野県軽井沢町で、4年ぶりとなる研修会を開いた。派閥会長の二階俊博元幹事長はこうあいさつし、結束を訴えた。

 

「選挙区で相手(候補)がちょろちょろして困っているなら言ってほしい。軽井沢の誓いとして5人、10人で押しかけようじゃありませんか。同志をいじめたらこんな目に遭うぞとやらなきゃだめ。力を示さなきゃ」

 

 

 同派は2021年10月の岸田文雄政権誕生に伴い、二階氏が幹事長を外れて以降、「非主流派」に転じ、正念場を迎えている。

 

「実際、2020年10月、側近の河村建夫元官房長官が山口県宇部市で開いた決起大会に二階派国会議員20人がこぞって押しかけたことがありました。岸田派の林芳正氏が参院から衆院に鞍替え出馬する意向で、二階氏は『挑んで来るなら、政治行動のすべてをなげうって受けて立つ』と、強くけん制したのです。

 

 ところが、2021年10月、衆院が解散すると、自民党本部は林氏を公認。河村氏は引退を表明し、長男の建一氏が比例で出馬しましたが、比例北関東ブロックに回され、次点で落選してしまった。建一氏は結局、自民党から離れ、日本維新の会から衆院選に出馬することを選びました。

 

 二階氏が幹事長を外れて以降、同派からは、片山さつき元地方創生担当相や中川郁子衆院議員など退会者が続出。今回の内閣改造でも、『冷遇された』との見方が強く、二階氏の政治生命の危機もささやかれています」(政治担当記者)

 

 派閥研修会でのあいさつは、退会者が続く派閥を引き締める意図もあったのだろう。だが、「同志をいじめたらこんな目に遭うぞと力を示す」という発言には、SNSで批判的な声が多く上がっている。

 

《昭和で止まったメンタリティ》

 

《国民そっちのけですね》

 

《見事なまでに自分たちの派閥とか権力のためにしか動かないことがわかる発言ですね》

 

《力を示すべき尽くすべきことは派閥のためではなく国家・国民のためになることだと言ってほしかった》

 

 二階氏はすでに84歳。ここから底力を見せることはできるだろうか。

( SmartFLASH )

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