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拳銃も機関銃も販売中「日本が輸出する小火器」は112億円社会・政治 2017.09.17

『戦車に乗せられた機関銃』

『戦車に乗せられた機関銃』

 

 2014年の日本の小火器の輸出額が、世界15位だったと東京新聞が報じている。スイスの「スモール・アームズ・サーベイ」の調査報告書によれば、その額は112億円にのぼる。小火器とは拳銃、機関銃、散弾銃、猟銃、ライフル銃などを指す。

 

 米「NYタイムズ」は、2004年に世界の小火器の輸出額について報じているが、このとき日本は世界第10位、輸出額は約65億円で、10年経ってほぼ倍増した形だ。

 

「武器輸出は国際ルールに則って行なっています。日本ではさらに輸出の際に、火器の殺傷能力の高さによって、輸出を許可するかどうか判断しています。殺傷能力が高すぎると許可は出せません。

 

 頻度はお答えできませんが、国内の火器製造メーカーは実際に輸出に関して申請を出されています。

 

 今回スイスで発表された小火器輸出に関するデータは、競技用の散弾銃、ハンティング用の猟銃も含まれていると考えられます」(経済産業省・安全保障貿易審査課)

 

 許可の詳しい基準については、安全保障上の理由から明かせないという。

 

 経産省の「生産動態統計・機械統計年報」によると、2013年に生産された武器の総額(航空機と艦船を除く)は4120億円。そのうち「銃」は1万5316丁で31億円、「銃弾」は5348万発で65億円だった。

 

 では、いったいどんな企業が小火器を作っているのか。
 拳銃は「ミネベア」、小銃は「豊和工業」、機関銃は「住友重機械工業」、猟銃は「ミロク」と「豊和工業」が生産している。また、銃弾は「旭精機工業」や「日本工機」の製造だ。

 

 詳しい実情を聞くべく「ミノベア」「豊和工業」「ミロク」の3社に電話で取材を申し込んだところ、3社とも「基本的に取材は受けることができない」との回答だった。

 

 敗戦後、日本は武器・弾薬の製造を禁じられた。しかし、1950年に勃発した朝鮮戦争前後から、米軍の発注に応じて武器・弾薬の製造が始まった。

 

 朝鮮戦争の休戦後も製造は続き、1965年、豊和工業がタイ警察軍に1万丁の自動ライフルを販売したのが、最初の武器輸出とされる。

 

 ちなみに、豊和工業は、もともと織り機を製造する「豊田式織機」という社名だった。そして、兄弟会社の「豊田自動織機」からスピンアウトした部門が、後のトヨタ自動車となるのだ。

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