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「人気があるのがおかしい」岸田首相の支持率“危険水域”続くも「鋼のメンタル」が持てるワケ
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.10.13 15:25 最終更新日:2023.10.13 15:25
「10月22日に投開票される衆院長崎4区と参院徳島・高知選挙区補選を前にしたこの時期に、この数字は影響が大きすぎます。両方の補選を落とすという悪夢だけは避けたい」
自民党ベテラン職員は表情を曇らせながらそう語る。
時事通信が10月6日~9日に行った世論調査を発表、岸田内閣の支持率は過去最低を更新する26.3%だった。時事通信は「政権維持の『危険水域』とされる2割台を記録するのは3カ月連続」としている。政党支持率も21.0%と下落がとまらない。
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「同社の世論調査は、あらかじめ了承を得た有権者を戸別訪問して『面接』をするため、国民の実感に近い数字が出ると言われている。そのため政治家も時事通信の調査結果を気にする傾向にある。
自民党も各社世論調査をうけて分析をしていますが、明確な理由が見当たらず、かなり本気で『増税メガネというあだ名が世論の印象操作になっているのではないか』としています。
岸田首相ですか? 心は折れていません、鋼のメンタルですよ(苦笑)。低い支持率に慣れてしまったわけではないでしょうが、ついこの間まで『支持率には一喜一憂はしない』と言いながらも気にして、『増税メガネ』のあだ名にも『レーシックにすればいいのか』と文句を言っていました。
今は、10月末にまとめる経済対策で頭がいっぱいのようです。首相周辺は『そこで減税と給付のメニューを並べれば、世論の風向きも好転するのではないか』と言っています」(政治担当記者)
この鋼のメンタルになれる一因には「ポスト岸田」が見当たらないことがある。自民党議員も「河野太郎デジタル大臣はマイナ問題で不評、石破茂氏は子分が散り散りに、茂木敏充幹事長は人望がなく、来年の総裁選に早々と手を挙げた高市早苗経済安保大臣は安倍元首相の後ろ盾がなくなりました。ライバルがいないから安泰なんです」という。総裁選は無投票再選すらあり得るというのだ。
この結果にネットでは、《まだ4人に一人が支持しているとは》と疑問の声があがると同時に、呆れと怒りの声が渦巻いている。
《総裁選時の所得倍増、新しい資本主義の政策実現をまだかまだかと待っていましたが一向に出てきませんでした。代わりに出てきたのが増税案ばかり》
《増税して、外国に金配って、人気があるのがおかしい》
《女性登用と言うが何か問題ある人を入閣、エッフェル姉さんジェンダー平等否定の杉田さんを要職にしたり、国民を逆撫でしています》
なぜ政権の低支持率が続くのか。岸田首相には「気づく力」も持ってほしい。
( SmartFLASH )