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岸田首相の“セコさ”目立つ経済政策…「所得税減税は期限付き」に寄せられる国民の不信と不満
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.10.20 15:45 最終更新日:2023.10.20 15:45
10月20日に招集された臨時国会。最大のテーマは「経済対策」だが、早くも岸田首相の「セコさ」ばかりが目立っている。
「注目されるのは所得税減税です。自民党は17日に提言を首相に手渡しましたが、そのなかにはかねてから主張していた所得税減税は盛り込まれていませんでした。周辺を取材すると『所得税減税については首相が打ち出す。その前に党に出されるとインパクトが弱くなる』と言うことで、党は忖度をしたようです。
永田町では『自作自演か』とまで酷評されていますよ。支持率回復のために、なりふり構わずなようです」と政治担当記者。
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それを裏付けるように、20日になり首相が自民党と公明党に“期限付き”の所得税減税を検討するように指示を出したと報道されている。
「減税の期間や規模については今後の与党内協議に委ねられますが、“期限付き”の文言に与野党から『首相には期限内に景気が良くなる確信や秘策があるのか』と疑問の声があがりました」(前出・政治担当記者)
国民にも不信と不満がありありのようで、ネット上にはこのような声が多く寄せられている。
《予想通り所得税減税やって来たよ。 でもショボい期限付きw》
《今更だしその期限って選挙終わるまででないの?》
《年収400万の人間だったら年間を通したところで減税額なんてよくて年間で2~3万円ですよね》
《何故消費税減税ではなく、所得税減税なのかを説明してほしい。収入が少ない人ほど所得税の減税は効果が薄いのではないのか?》
《期限を過ぎたら下げた分を取り戻すために、後になって増税するということになりますね》
さらに国民を呆れさせているのが、介護職らの処遇改善策の“せこさ”である。
「10月末までにまとめる総合経済対策に盛り込む予定ですが、賃上げがわずか月に6千円です。さすがに介護サービス事業者などで構成する12団体は19日に岸田首相と面会、『それでは足りない』と訴えました」(経済担当記者)
岸田首相はいつまで国民をガッカリさせれば気が済むのか……。
( SmartFLASH )