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「第二自民そのもの」万博に750億円計上で維新が補正予算に賛成方針 阪神・オリ優勝パレードでは企業に4億円泣きつき「みっともねえ」と批判殺到
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.11.23 17:48 最終更新日:2023.11.23 17:56
11月22日、日本維新の会は両院議員総会で、2023年度補正予算案に賛成する方針を決定。維新が成功を目指す2025年大阪・関西万博の関連経費約750億円が盛り込まれたことを評価した。維新が岸田文雄政権の補正予算案に賛成するのは初めてとなる。
維新の馬場伸幸代表は20日の党会合で、補正予算案について、「非常に受けが悪く、(内閣)支持率もだだ下がりだ」と批判していた。だが、両院議員総会で所属議員による多数決で賛成を決めたという。
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2022年度予算に国民民主党が賛成した際、維新は、当時の松井一郎代表が、「玉木(雄一郎)代表が連立(政権)を目指していると、ひしひし伝わってきた」と指摘。藤田文武幹事長も、「政権与党に入りたいと捉えられても仕方ないのではないか」と批判していた。
そのため、維新が2023年度補正予算に賛成することに、SNSでは批判的な声が多く上がっている。
《予算案に賛成してた国民民主党バカにしてた維新。万博で玉袋握られて野党ではないことを暴露》
《そりゃ自民さんに万博のお金出してもらって責任とってもらって『借り』を作っちゃったんだから今後一切反抗出来ませんわな。つまり維新はもう野党ではないんです。第二自民そのもの》
《これだけ国民からNOを突き付けられ支持率が下がってる政権の予算案に賛成してしまうような野党なんて存在価値ないでしょ。維新のような第2自民党に投票するのは自民党を延命させるだけで無駄でしかない》
11月23日に開催された、阪神、オリックスの優勝パレードは、クラウドファンディングで開催費用5億円を募ったものの、パレード当日になっても集まったのは約9700万円。
実行委員会の名前に《2025年大阪・関西万博500日前!》と入っていたことから、万博との関連が警戒され、結局、関西経済連合会などで構成する実行委員会が、企業へ協賛金のお願いに回り、約4億円を調達した。
パレード当日、兵庫会場の阪神パレードには約26万人、大阪会場のオリックスパレードには約20万人が来場、と発表されたものの、大阪府・市の職員計約2400人は無給の「ボランティア」で、食費や交通費は自己負担とあって、SNSでは維新に対して批判的な声が多く上がっている。
《万博では国に泣きつき クラファンでは関経連に泣きつき みっともねえ》
《クラファン全く集まらない、企業に泣きつきカネを出させる、大阪の公務員はボランティアという強制労働、そんなクソみたいなパレード》
《維新が出しゃばってスポーツに無関係の万博を絡めた結果、興醒めで個人からの寄付が集まらず企業広告だらけにされた優勝パレードバス》
「身を切る改革」を看板政策に掲げる維新が、国や企業、さらに職員にまで「身を切らせ」ていては、批判が出るのも当然だろう。
( SmartFLASH )