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ついに「懐石メガネ」呼びも…岸田首相「懐石93万円、水炊き58万円」は高いのか論争「会議室でやれ」「居酒屋で会食はおかしい」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.11.26 15:30 最終更新日:2023.11.26 15:30
11月24日、総務省が2022年分の政治資金収支報告書を公表した。閣僚らの「高額会食」が報じられているが、なかでも注目が高いのが岸田文雄首相だ。
岸田首相が代表をつとめる政治団体「新政治経済研究会」の収支報告書をみると、2022年の1年間で66回の「会合費」が記載されており、その合計額は1923万にもなる。66回のうち、支払額が10万円以上だったのは47回だった。
会合をおこなった場所で多いのはホテルだが、なかには「名店」と名高い店の名前も。東京・中央区明石町にある、水炊きが有名な料亭「つきじ治作」では1月と10月の2回会合があり、支払額は20万6945円、58万5548円となっている。
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ほかでは、日本橋人形町にある料亭「玄冶店 濱田家」に93万7992円、高級中華の「日比谷聘珍楼」に51万6340円などが目立つ。
ちなみに「玄冶店 濱田家」の女将は、元フジテレビ三田友梨佳アナウンサーの母親。大正元年創業の老舗で、ミシュランガイド東京版で三ツ星店となったこともある。2021年には、菅義偉前首相の長男らによる総務省幹部接待問題の舞台となったことでも注目を集めた。ホームページをみると、夕食のコースは3万3000円〜(税込・サービス料20%別)となっており、まさに高級懐石だ。
こうした、岸田首相の「高額会食」について、SNSでは論争となっている。
《会合をなぜ高級店でする必要があるのか? 大事な話なら会議室でやりゃいいし、高級会食しなきゃ政策出ない人達なんていらん》
《日本国民の貧困化が進んでいるのに、岸田首相本人は増税を推進して後援団体も高級料亭で贅沢三昧って酷過ぎる。フランス革命寸前の王侯貴族かよ》
《増税バラマキ懐石メガネ》
などの批判の嵐が吹き荒れるなか、作家の乙武洋匡氏は11月25日、自身の「X」に
《日本国の総理に居酒屋やファミレスで会食をしろとでも言うのでしょうか。個室があり、警備もしやすい店となれば、ある程度の金額が行く店になるでしょう》
と投稿している。ほかにも
《総理がマックとか鳥貴族とかで会合してたら流石に日本脱出するわ》
《一国の首相が会食しないとかありえないし、会食場所を「市民感覚」に則ってそこらの居酒屋で一食5000円とかにしてたらおかしいやろ?しっかりした個室で、聞き耳たてる記者を排除しようと思ったらそら高額になるよ》
などの意見がある。この件を「閣僚ら『高額会食』120件 岸田首相の団体、懐石料理店に90万円」の見出しで報じた毎日新聞の公式「X」の投稿には、以下のようなコミュニティノートがついている。
《総理や大臣等には警備がつくため、通常のファミリーレストランや居酒屋などでは会食は困難で、逆に警備費の方が高くつく場合があります。私的な懇親会には税金は使われておらず、逆に公費で賄われる警備費が抑えられるというメリットがあります》
SNSではほかにも
《一国の首相ですからね…ただ『金額に見合った仕事』をしてくれれば良いんですよ》
との意見も。確かに――。
( SmartFLASH )