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大阪万博、さらに837億円の国費負担「機運醸成費38億円」に非難轟々「金かけな盛り上がらんのならやめろ!」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.11.29 17:47 最終更新日:2023.11.29 17:51
11月27日、政府は大阪・関西万博をめぐり、会場建設費のほかにパビリオンの建設費や警備費などで、約837億円もの国費負担が生じることを明らかにした。
参院予算委員会で、自見英子(はなこ)万博担当相が答弁したもので、内訳は
・パビリオン「日本館」の建設費=360億円
・途上国の出展支援費用=240億円
・会場の警備費用=199億円
・機運醸成のための費用=38億円
などとなっている。
【関連記事:大阪万博、プレハブパビリオン「タイプX」申請締め切りも「関心示したのは5カ国」で高まる「ヤメヤメ!」中止論】
「10月、万博の会場建設費用は最大2350億円となる見通しが公表されました。これは、誘致時に示した1250億円の約1.9倍です。建築資材や人件費の上昇による増額とはいえ、異常な数字としか言いようがありません。
しかも、今回示された国費の837億円は、これとは別の費用です。日本パビリオンに360億円というのも驚きますが、『機運醸成』の38億円とは何なのか。こんな正体不明のもののために税金を費やすことが、国民の理解を得られるのか。理解に苦しみます」(週刊誌記者)
SNSでも
《「万博の機運醸成38億円」って!? 機運なんて無理に高めるものじゃないでしょう。こうやってどさくさに紛れてわけのわからない費用が計上されていく。東京五輪の二の舞い。中止一択》
《税金の無駄遣いで機運が高まらないのに、その対策として更に税金を投入する。何かの冗談ですかね?》
《そんなに金かけな盛り上がらんのなら止めろや!》
などの厳しい意見が。なかには
《ちょっと待ってよ、こないだの報道では「万博機運醸成に30億」と出てたよね?シレッと8億も上乗せされてんじゃん》
との声もみられる。
「自見大臣は11月13日、全国知事会の会合に出席し、万博の機運醸成のために、2023年度の補正予算案に30億円を計上していると説明しています。それからわずか2週間で、8億円も増額されたわけです」(同前)
11月3~5日に共同通信が実施した、大阪万博開催についての世論調査では「不要だ」が68.6%、「必要だ」は28.3%という結果が出ている。国民の3分の2以上が「不要」だと思っているイベントに、いまさら38億円もの血税を投入し「機運醸成」する必要はあるのだろうか――。
11月30日で、万博開催まであと500日となる。
( SmartFLASH )