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岸田首相、キックバック問題は「遺憾」統一教会との接点は「承知してない」あふれまくる “他人事” 感

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.12.04 17:00 最終更新日:2023.12.04 17:00

岸田首相、キックバック問題は「遺憾」統一教会との接点は「承知してない」あふれまくる “他人事” 感

写真:AP/アフロ

 

「まるで他人事のようだな。当事者意識がまったく欠落している」

 

 ベテラン自民党議員秘書が、こう呆れるのも無理はない――。

 

「気候変動に関する国連会議(COP28)」出席のためUAE(アラブ首長国連邦)のドバイを訪れた岸田文雄首相。12月1日、自民党最大派閥の安倍派が、パーティー券の販売ノルマを超えたぶんの1億円以上を議員側にキックバックしていた疑惑について、記者がコメントを求めると、「COPの開会式に臨むところで、その後の会議に専念しているところだ。国内情勢を確認してからお答えしたい」と述べた。

 

 まさに「他人事」のようなコメントだ。

 

 

 帰国直前の12月2日には、NHKが二階派(志帥会)でも同じようにキックバックがおこなわれていたことを報じている。帰国早々、岸田首相は「国民に疑念を持たれているのは大変遺憾」とコメントしたが、「X」(旧ツイッター)には、

 

《『国民に疑念を持たれている』のが遺憾じゃなくて、『自民党議員がキックバックしていた』のがイカンだろ?》

 

《バレちゃったことが遺憾なんですね。》

 

政治資金パーティーの利益率がなんと9割超とは。 これではパーティーピープルやめられないですね》

 

 などの書き込みが殺到した。

 

「臨時国会の会期末は12月13日ですが、政治とカネの問題で紛糾必至です。永田町では『未公開株が譲渡された “リクルート事件” のような疑獄になるのではないか』とも言われ、『国会閉会後に議員から逮捕者が出るのでは』とささやかれています」(政治担当記者)

 

 12月4日には、岸田首相にも爆弾が落ちた。朝日新聞が「自民党政調会長だった2019年、元アメリカ下院議長と面会した際、旧統一教会の友好団体のトップが同席していた」と報じたのだ。

 

「2019年10月に米国の元下院議長が来日した際、自民党本部で面会を行ったのですが、その場に旧統一教会の友好団体『天宙平和連合』のトップが同席していたというのです。

 

 岸田首相はこれまで『私自身が知りうる限り、当該団体(旧統一協会)と関係がない』と明言していましたが、今回の報道についても、『議長に大勢の同行者がおられたと記憶しているが、そのなかにどなたがおられたかは承知していない』と記者団に語りました。

 

 名刺交換をしたという指摘にも『覚えていない。どなたがおられたか一人一人は承知していない』としました」(前出・政治担当記者)

 

 この「どなたがおられたか、承知はしていない」という説明に、ベテラン政治記者は首を傾げる。

 

「政務調査会は、自民党の政策の調査研究、立案をおこなう自民党内組織です。自民党は与党なので、内閣に提出される法案は国会提出前にすべて自民党内で議論します。

 

 政調会長とは、その取りまとめをする、SPもつく要職です。その政調会長が出席する自民党本部の会合で『どこの誰だかわからない人物』が紛れ込むことはありえません。出席者は事前にチェックして、政調会長本人にも伝えられるはずです。

 

 当時は、今のように旧統一教会が問題視されていませんし、アメリカ側の同伴者だったので、党も気にとめていなかったのでしょうが、こちらの問題でも “他人事” 感が気になりますね」

 

 次々と綻びが出る岸田政権。国民の気持ちはどんどん離れていく。

( SmartFLASH )

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