社会・政治
小池百合子「希望の党」内定が出たら「まずは700万円」振込を
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2017.10.04 06:00 最終更新日:2017.10.04 06:00
「希望の党」を結党した小池百合子代表。衆院選に出馬するのか、しないのか。
「今度の選挙は、小池さんが日本初の女性総理になるかどうかの政権選択選挙になる。小池さんが出馬するなら、という条件で前原代表は合流を選んだ」
そう話すのは民進党幹部の一人だ。
都議会会派「都民ファーストの会」のある都議も、早くも鼻息が荒い。
「直接小池代表から出馬すると聞きました。都民ファは全面応援に回ります」
だが、急ごしらえの党だけに、懐ろ事情は火の車。まず、いわれているのが選挙資金だ。小池代表は9月29日の会見で問われると、「候補者に自前で用意してもらいます」と答えた。
希望の党公認が内定したある新人候補者は、資金調達に苦労していた。
「選挙区の供託金として300万円、比例区で300万円、党へ納める資金として100万円の合計700万円を、内定があり次第すぐに振り込むように言われました。
さらに選挙には、事務所の家賃、選挙カーの用意と、700万円から800万円かかります。トータルで1500万円近くを用意しなければなりません。清水の舞台から飛び降りる覚悟で用意しました」
お金の “希望がない” 党としては、資金面で民進党に頼らざるをえない。民進党には2016年、政党交付金97億4388万円が払われている。国庫返納を避けるため、前原代表は一人で党に残り、民進党を存続させる形を取った。
小池代表は、希望の党の側近に対し、こう語ったという。
「負けたヒラリー・クリントンさんは、2012年の大統領選に出なかったのが間違いだったのよ。彼女はいま69歳。(私も)総選挙は、2回めはないでしょう」
「10.22」総選挙で選ばれた議員の衆院任期は、2021年まで。そのころ小池氏は69歳。宰相の座を求める女傑、最後の勝負である。
(週刊FLASH 2017年10月17・24日合併号)